prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ダブル・トリガー」

2016年06月08日 | 映画
原題はStash House=隠れ家。

ドルフ・ラングレン押しとなると、もう半笑いというかわかったような気分になるのだがここでは悪役にまわって、主役は差し押さえにあってえらく割安になっていた家に越してきた若夫婦になる。

その家の壁がおかしいので剥がしてみるとなんとヘロインの山が出てきて、そこに犯罪組織の連中がやってきて目撃してしまった夫婦を消そうとするという展開になる。ラングレンはその一味の殺し屋という役どころ。

なかなか工夫しているのは元の持ち主であるドラッグの番人が家全体を防弾にし、隠し部屋や秘密の通路を作り、至るところに監視カメラをつけといった具合に改造していて、これを受け継いだ格好の夫妻があれこれと利用して展開に変化をつけていて、まるで期待しないで見ていたら意外と退屈しない。

監視カメラのモノクロの映像が頻繁に挿入されるのがなかなか冷ややかなトーンを出しているのも悪くない。

組織の人間も数人と登場人物も限られていて、製作費を調べてみると200万ドルだという。アメリカ映画としては相当な低予算でしょう。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。