自閉症の少年の世界をかなりの程度その主観に映像と音響を接近させるという作りのドキュメンタリー。
ただ実写映像だと認知そのものの性格は観客そのものはわからないので、奇妙な美しさとデフォルメ(ではないのだが、そう見える)の印象の方が先に立つ。
一種のアートフイルムというか。「原作」があるというのもちょっと異例。
マンガの沖田×華の「毎日やらかしてます」などの方が、発達障害者はこういう認知の仕方をしているのですという説明ができるので納得しやすい。
本当に納得できるのかという問題は別として。
映画はどうも説明には不向き。