ローグ・ネーションrogue nationって何かと思ったら、ならず者国家という意味なのね。アメリカが北朝鮮とかイランとかをつかまえて罵倒していたのと同じイディオムか。しかし一番他の国のことを考えず勝手な真似をしている国といったらまずアメリカで、それに従うイギリスというロジックになり、ロケは世界中に渡るけれど、全体とすると米英で閉じている印象。
一番宣伝に出てくるものすごいスタントがいきなり冒頭で出るのにびっくり。しかしどこまでやるつもりでしょう。
プロデューサーとしてのトム・クルーズは相変わらず相手役の女優の選択眼がいい。レベッカ・ファーガソンはスパイだから当然であるけれど、敵なのか味方なのかくるくる変わるミステリアスなところと身体能力の高さを見せる。「ヘラクレス」に出ていたらしいけれど、印象度は大違い。変に恋愛がらみにしすぎないのもいい。
ウィーンのオペラハウスで上演される「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」をその後でもヒロインのテーマのように使っているのもおしゃれ。
オペラハウスの暗殺シーン、もろにヒッチコックの「知りすぎていた男」の、さらに暗殺者の数を増やして複雑にして再生産しているのも見どころ。
チームプレイの連携のよさとお互いの信頼感がきっちり描けているのが魅力。監督のクリストファー・マッカリーとの協力関係もずいぶん長いと思う。「アウトロー」の70年代テイストとまでいかないけれど、かなり古典的なきっちりして娯楽映画の作り手という感じ。
フィニッシュが鮮やかで胸がすく。
(☆☆☆★★★)
本ホームページ
公式ホームページ
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション@ぴあ映画生活
映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 - シネマトゥデイ
一番宣伝に出てくるものすごいスタントがいきなり冒頭で出るのにびっくり。しかしどこまでやるつもりでしょう。
プロデューサーとしてのトム・クルーズは相変わらず相手役の女優の選択眼がいい。レベッカ・ファーガソンはスパイだから当然であるけれど、敵なのか味方なのかくるくる変わるミステリアスなところと身体能力の高さを見せる。「ヘラクレス」に出ていたらしいけれど、印象度は大違い。変に恋愛がらみにしすぎないのもいい。
ウィーンのオペラハウスで上演される「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」をその後でもヒロインのテーマのように使っているのもおしゃれ。
オペラハウスの暗殺シーン、もろにヒッチコックの「知りすぎていた男」の、さらに暗殺者の数を増やして複雑にして再生産しているのも見どころ。
チームプレイの連携のよさとお互いの信頼感がきっちり描けているのが魅力。監督のクリストファー・マッカリーとの協力関係もずいぶん長いと思う。「アウトロー」の70年代テイストとまでいかないけれど、かなり古典的なきっちりして娯楽映画の作り手という感じ。
フィニッシュが鮮やかで胸がすく。
(☆☆☆★★★)
本ホームページ
公式ホームページ
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション@ぴあ映画生活
映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 - シネマトゥデイ