prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「トイ・ストーリー3」

2010年08月15日 | 映画
エンド・タイトルにdirectors of photographyとしてJeremy Lasky, Kim Whiteの名前がクレジットされているのだが、CGでは本物の光を記録するということはないわけで、どういう作業をしたのかわからないのだが、ともかく光の表現がすごく発達したのに驚く。
カットによっては光の滲み方で空気の層の厚みまで感じさせる。

子供は大きくなったらオモチャは捨てていくもの、という前提で話が作られていて、なんかオタクがいい歳してオモチャを捨てないで集めていたりするというのはどんなものか、と言っているようなのは「2」からつながっている。クリエイターが子供の心を持ち続けているのとは別次元ですからね。

オモチャは人間の見ているところでは「生きている」ところを見せてはいけない、というルールがあるから、持ち主のアンディとのドラマというのはオモチャたちにとってもアンディにとっても一方通行にしかならないでいたのだが、それがぴしっと一致するラストに感動。

このシリーズではっきり敵役がかったキャラクターが出てきたのは意外。

トトロが出てくるとは知っていたけれど、もう少し特別出演っぽい出方かと思った。ずっと写りっぱなしだし、特に何するわけでなし。

併映の短編、Day & Night のキャラクターの描線は手描きっぽいけれど、実際はどうなのだろう。
(☆☆☆★★★)


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