prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

再会 ロバート・レッドフォードとポール・ニューマン

2008年12月05日 | 映画
アクターズ・スタジオ・インタビュー『ポール・ニューマン』 と続けての放映。
このインタビュー・シリーズはずいぶん大勢が登場したわけだが、この1994年の当時スタジオの校長だったニューマンが第一回。

今では嘘みたいな話だけれど、デビュー当時のニューマンはマーロン・ブランドに似ていると言われていて、映画「傷だらけの栄光」でロッキー・グラジアノを演じた時もそう言われたわけだが、ところでこの場合、ブランドの方でもグラジアノがジムで練習している姿を観察して、舞台「欲望という名の電車」の役作りに生かしたという次第。元が一緒なのだから、似るのが当然。

生徒からの質問で俳優に限らず、一番大事なことは「粘り強さ」だと言う。才能に頼って満足してしまい、それ以上を目指さなくなって結局先細りした役者を何人も見てきた、と。誰を頭に置いて言っているのかと思う。

ニューマン、レッドフォードともに肩書きが単なる〝ACTOR〟ではなく〝FILM MAKER〟になっている。
〝ニューマンズ・オウン〟ブランドのレッテルが何通りもあって、カウボーイやロシア人の格好をしたものまであるのが可笑しい。

慈善家としてのスケールの大きいこと、アメリカだけでなくヨーロッパにもアフリカにも病気の子供たちの為のキャンプを作っているのだから恐れ入る。


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