私が職場で素人ミュージカルを始めたときの選曲は
ISAS合唱部の混声4部曲とか、フォークソング、中学校課題曲
たまに簡単なアリア曲などのごちゃ混ぜでした。
その後、何人かの声楽の先生について勉強し、分かったことは、
①姿勢が大事:肩甲骨を寄せる側に背中を丸める。
(→応援団のように、膝を曲げて背中を丸めて下げる。)
②喉をひらく:あくびをするときのように伸びやかに。
(→長い刀を顔の上方から飲み込むようにして開ける。)
③舌の位置:口の中で後退させず、下歯の裏につけておく。
④副鼻腔に響きを寄せる:喉を鳴らさない。
(鼻の穴を広げる感じで後頭部全体を使う。)
⑤準備が大切:高い音の前には、気持ちと身体を先行させる。
どれを取っても、頭で理解しただけで、なかなか身に付きません。
でも、常に試行錯誤しながら声を出していると、響くことが増えてきます。
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上記は私の声楽レッスンのまとめです。
以下は、表題の本についての情報です。
著者に関しては、ネットで見ると、
フィットネスクラブ向けプログラム「スポーツボイス」の
開発者でもある東哲一郎氏に師事し初代インストラクターを務める。
2011年に株式会社そらうみを設立し独立。
同年にNPO法人日本フィジカルボイス協会を設立し
武蔵野市芸術文化協会の催しや地域交流活動に力を入れる。
な~るほどね~。「スポーツボイス」という分野があるのですね。
で、検索すると、
スポーツボイスってなに?
マイケル・ジャクソンのツアーコーラスメンバーから伝授された
発声法をベースに日本で独自開発された、
世界で初めての「ボイトレ健康法」です。
歌手や俳優といったプロ向けのノウハウを「より多くの方が、
より楽しく健康になれるように」開発されたもので、
15年の活動実績で累計15万人が受講、年齢や性別を超えた
多くの参加者から好評を博しています。
スポーツボイスの効果
01.免疫力アップ
声を出しながら全身を動かすことで心肺機能が向上。
体幹も強化され、疲れにくい身体をつくります。
02.自律神経のコントロール
横隔膜を使った正しい呼吸法の習得で、自律神経の
バランスを整え、ストレスを解消します。
03.誤嚥性肺炎予防
のどの筋肉を鍛えることで “飲み込む力” を、
呼吸筋を鍛えることで “吐き出す力” を高めます。
歌うことが、どれほど健康に良いかを的確に説明してくださり、感謝!
ネット社会の有難さは、著者・玉澤氏直伝で、発声法を学べたり、
解剖学的な説明を聴ける(見られる)ことです。
具体的には「あえいおう体操」で姿勢・呼吸・発声法・共鳴法を学び、
各種メニューをこなすことで、「高齢者が楽しく健康になれる」です。
これらの体操のいくつかを、私のミュージカル研究会でも早速取り入れて、
試してみようと思っています。
自力整体ナビさんや体操指導者の皆さんには、直接役立たないかも。
ですが、歌が好きな高齢者へのアプローチとしてはお薦めです。