自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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足腰は 1分で強くなる   高子大樹・著  2020/6

2022-01-03 05:26:36 | 健康法


著者は「痛みの原因である黒幕から撃退する
カラダ施術の専門家」だそうです。
高齢者の転倒予防に役立つ体操を考えた結果が本書。

基本的な考え方は、アイソメトリック
p.131 筋肉や関節を傷めないためには、(等尺性筋収縮運動)という運動が有効。

   (中略)筋肉を伸び縮みさせずに筋力を使う運動。
p.132 これに対して「Isotonic(等張性筋収縮運動)」は
     筋肉を伸び縮みさせて筋力を使う運動。

私が指導する体操クラブでも、殆どの筋トレが等尺性です。
例えば、両掌を押し合う、手指を鍵型に引っ掛けて引き合う、
太ももを両手で押さえつけておいて、太ももを持ち上げようとする。
両膝を開かないようにくっつけておいて、両手で開こうとする。

腕立て伏せや、腹筋起き上がりを好む方々もいますが、
殆どの高齢者は、<苦しいことに耐える>よりは、
<自分で出せる筋力を頑張り>、<どこに効いているのか確認>
の方がお好きなようです。

そういう意味で、この本に紹介されている7種類の体操はナイス!
p.135 ①風船呼吸:いわゆる腹式呼吸で、腹圧を確かめるため、
       両手を下腹部に置いて、高さの変化を確認する。

p.140 ②シェー体操:昔の漫画「おそ松くん」に登場した「シェー」Pose。
      筋膜・筋肉を延ばし、大腰筋を強化できる。

p.144 ③足グーパー:足裏筋肉を鍛えて歩行の安定性を高める。

p.147 ④メトロノーム体操:タオルをピンと張って持ち上げ、
     上下させて肩甲骨を動かしたり、左右にしならせて
     体側を伸ばす。

p.151 ⑤どすこいスクワット:相撲の「突き出し」ポーズに似た動き。
      両手を前に広げて突き出し、お尻を後ろに引いてしゃがむ。

p.154 ⑥バレエ立ち:普通のルルベと違うのは、太ももの間に
      タオルを挟むこと。内転筋を使いつつ、つま先立ちに。

p.157 ⑦バランスウォーク:まづは、開眼片足立ちをできるようにして、
       足を入れ替えても立てたら、10秒ずつ入れ替える。

①~⑦の体操の名前は著者の命名のまま載せていますが、
それぞれの後の説明は、私が指導している内容に準じて解説しています。
⑦は「ウォーク」とありますが、実際は動き回らないようです。

私は「10秒間立てなくても、ふら付いたら、自由に足をついちゃいましょう」
「何度でも足をついて、そして、すぐに再挑戦ですよ~~~」
そういう意味では、⑦は「案山子ごっこ」と言い換えたいです。
コメント
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