自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

Angel of Music  誰がために歌う?

2022-01-02 05:29:08 | 唄と踊り
この地味な花はイルカ・ネックレス。(「緑の鈴」の花にそっくり!)


声楽を習っている神谷先生からの鋭い質問。(暮れのレッスンで)
「何を考えて歌っているのですか?」
「イイ声を出そうと思って?」

え~っと、あの、その、、、「その、イイ声を求めて・・・・・」
と答えた時の、<やっぱりね・・・・・>という失望のお顔・・・・・
その夜は自己嫌悪で、眠れない程じゃないけれど、なんかガックリ。

でも、そのままへこたれる私ではありません。
明け方になり、オペラ歌手で整体師の富澤先生のお言葉を
思い出しました。

 「オペラは空間の芸術だから、気持ちよく響けばイイんすよ。」

そう、そう! この言葉を聞いたのは、
私が「メロディアスな曲が少ないオペラは退屈でつまらない!」
「みんな、どうやって長時間、座っていられるのでしょうか?」
という質問をしたときです。

先生の答えを聞いて、
「なるほど! 声や伴奏が美しく、心地よく響いていれば、
 何時間でも味わえるんだ!!」と、納得して、それ以降は
 結構オペラを長時間、楽しめるようになったのです。

空間を意識して響かせること。
それはプロの歌手でなくても、いえ、凡庸な生徒の私だからこそ、
精進する必要があることのようです。
空間を引き擦らず、まろやかに響かせることに専念する・・・・・

ここでさらに思い出したのはミュージカル「オペラ座の怪人」の
♪Angele of Music
  Guide and guardian 導き 見守ってくれる天使
  Grant to me your glory あなたの栄光を私にもたらしてください

決して、<努力を諦めて神頼み>というわけではありません。
この美しいメロディーが頭の中で響くのを聴いたら、
空間・宇宙・愛などの、自分ではどうにもならない存在を感じ、
その真実(=真理?)に少しでも近づきたい、という思いが湧き、
少し気が晴れた年明けでした。
コメント
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