自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

ミュージカルの効用 ② 歌うこと

2015-09-20 06:01:35 | 唄と踊り


ミュージカルとは、表現法に<歌と踊り>を取り入れたお芝居です。
こう書くと、えらく大仰で、大変なことに見えますが、
私は

  <1曲の歌でも、短いミュージカルになり得る!>と思っています。

例えば、 「やぎさんゆうびん」」(作詞:まどみちお)という童謡は、
非常にVisualな歌詞で、ユーモラス。私の好きな曲です。

ご存知ない方のために歌詞を書くと、

  ♪ しろやぎさんからおてがみついた

    くろやぎさんたら よまずにたべた

    しかたがないのでおてがみかいた

    さっきのてがみの ごようじ なあに?


    くろやぎさんからおてがみついた

    しろやぎさんたら よまずにたべた

    しかたがないのでおてがみかいた

    さっきのてがみの ごようじ なあに? ♪


登場人物(動物?)は一人でも二人でもオーケー。
一人なら、衣装(白ヤギを象徴する鬘か帽子などと、黒ヤギの分)2種類。
小道具として、郵便受けに見える張りぼて1個。

例えば、私が一人ミュージカルを演じるなら、
1.黒ヤギの鬘をかぶった私が、郵便受けからお手紙を取り出し、

  歌いながら、その手紙を食べてしまう(振りをする)。

  手紙を書くマイムをしながら3&4段目を歌う。


ステージがあったとして、
今まで上手で歌っていたなら、郵便受けを持って下手に移動。
2.黒ヤギ鬘から白ヤギに変身。1番と同じ動きを繰り返す。


問題は、この歌詞が永遠に終わらない<無限ループ>なので、
どうやって終わらせるか??です。

ネットで見ると、色々な解釈が出ていて、
「へぇ~~~っ。こんなことを考えている人がいるんだぁ・・・」と驚きました。
なんとなく気に入ったのは、

  <食べるたんびに、白、黒、それぞれのヤギがどんどん肥っていって、
   移動不能になって終了というもの。>

私がコロコロのボール状になり、
玉転がしの玉ような姿に変身……できれば最高ですが、難しそう。


こういう荒唐無稽なことを考えるのが好きです。






  


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ミュージカルの効用 

2015-09-19 05:57:16 | 唄と踊り


ミュージカル研究会のメンバーは、現在17名です。
そのうち、男性が5人。
77、76、72、68、29という、年齢の広さが自慢……??

ま、たまたま中高年のサークルに、東工大の留学生(現在は研究員)が
「面白い、楽しいから」と、入会してくれたのが幸運だったのです。

Philipinからの留学生であるAlvin君は、敬虔なクリスチャンで、
幼い頃から(多分)賛美歌を歌ってきたのでしょう。
非常に甘い、伸びのある声で、素晴らしい歌を聴かせてくれ、
踊りやステージ上の動きも簡単に覚えてくれる頼もしい存在。

私のリタイア直後は、周りは高齢者だけ!の世界でしたが、
ミュージカルのお陰で、こんなに素敵な青年と出会えて、
美しい音楽や踊りを楽しめることは、本当に幸せです。

  
  「そんなに素敵なら、一緒にやってみたい!」 

と、思われた方は、奮って見学・体験にいらしてください。
定例練習は月に二回、第二土曜日と第三金曜日です。

詳細は私のアドレス、
 komakomaria@gmail.com  へ、メールでお問い合わせください。



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大田区芸術フェスティバル ③

2015-09-18 05:38:18 | 唄と踊り


「いたれりつくせり」の芸術フェスティバルですが、
泣き言を言わせてもらうなら、

  演技時間が、たったの20分

しか、ないことです。
出演希望団体が多く、抽選でふるい落とされるほどの人気なので、
なるべくたくさんの団体を採用するには、時間を削るしかないそうな。

私のミュージカル研究会が来年の上演を目指して練習中の作品は、
1時間モノで、脚本も踊りも徐々にGrade upしてきています。
綿密に検討し、全ての言葉や音楽に意味を持たせているので、
これを細切れにして、<見せ場だけ>にすることは不可能です。

苦肉の策として、<見せ場>が一番多い、後半のみを上演。
オチは省略して、
「続きをみたい方は、来年の本公演を見に来てね」というメッセージで
終えることにしました。
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大田区芸術フェスティバル ②

2015-09-17 06:06:10 | 唄と踊り


大田区は文化事業(活動)が世田谷区よりも活発だと思います。

そう感じる理由は、
財政が豊かだから、地域の文化センターに補助が出る(?)
「文化センター祭り」という催しが、年に1回義務づけられている(?)

ま、きちんと比較したわけではなく、私が世田谷区の事情に疎いだけ
かもしれませんが……

とにかく、大田区の色々な場所にある文化センターでは、
毎秋、センター祭りが行われ、そこで活動する団体が発表会をします。
卓球など、Showにしにくい団体も、模擬店や自転車整理などで協力。
利用者と地域住民の一体感を醸しています。

中でも、蒲田のこのフェスティバルは、
もっと大きな地域からの公募で、色々なジャンルの活動を紹介してくれます。
チラシにあるように、

  ミュージカルを筆頭に、コーラス、ジャズダンス、フラダンス、
  器楽演奏、舞踊、和太鼓、ベリーダンス、ハンドベル、独唱、
  オカリナ、二胡、ハーモニカ演奏、のこぎり演奏、太極拳などなど

良い点は、出演が決まれば(申し込みが多い場合は抽選)、
ちゃんとリハーサルをやってくれて、司会者や照明・舞台監督と
綿密な打ち合わせのもと、本格的ステージに乗っけて頂けることです。

ステージに上がり、観客の前で演じることが最大の修行であり、
練習だそうなので、ミュー研メンバーは、今、必死で頑張っています。
ブログ読者の皆様で、お近くの方は、是非足をお運びくださいませ。
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大田区芸術フェスティバル

2015-09-16 05:45:20 | 唄と踊り


昨日お伝えした<芸術フェスティバル>のチラシです。


私は世田谷区民ですが、住んでいる地域は大田区に入り込んでいるような、
辺鄙なところです。

ミュージカルの仲間も半分以上が大田区民で、
練習場所も大田区嶺町文化センターが殆どです。

この会に毎年挑戦するわけではありませんが、
今年は殆どのメンバーが日程調整をしてくれたので、
2年ぶりに出演することになりました。
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「百歳の力」  ⑪ 心をかたちにする

2015-09-15 05:37:56 | 図書メモ




P.179 芸術というのは、心のかたちが目に見える、ということですけど、

   目に見えるものが演者の年齢とともに変化しても、

   たとえば悲しい風情だとして、観るほうにもその悲しみは伝わる。

   演者の心のかたちに寄り添うことができる。



   うまい人っていうのは、心をかたちにする、

   心とかたちというものの間の経路のつくりかたがうまういから名人なんですよ。

   だから声が出なくたってかまわない。

   観るほうも、筋書きは大体わかっていますから。


   お能という芸術は、「かたち」というものを通して、

   演者の心を観客が受け取るようなものですからね。


桃紅さんは、演者が「老いて声が出なくなったり」「足もよろよろ」していても、
「円熟した演者というものは、こころをかたちにして、観客に伝える」という。
でも、ちゃんと但し書きが……

   やっぱり名人になる人はちがう。

   まあよほど、観るほうにも心の用意がいるのかもしれません。


そうですよぉ、私のレベルでは、「心の用意」というか、
その分野の「教養」というものが無いので、どうしても、
いわゆる「名人芸」とか「超絶技巧の踊りや歌唱」を求めてしまいます。
なかなか寛容にはなれません。

その出し物の内容を知り尽くし、その作者の意図も知り尽くしていれば、
その日の演者の調子や、技量も分かり、別の楽しみも味わえるのでしょう。
つまり、観る側も、それなりの勉強や修行が必要??

たしかに・・・・・そう思います。(不承不承……)
でも、私のミュージカルは、無垢のこどもや、初めての鑑賞者でも
それなりに楽しんで貰える内容を目指しています。
そして、Repeaterの方々には、前回と比べて、どう感じられたのか?
期待に沿えたのか? 次の作品にも足を運んでいただけるのか?

期待と不安の中で、10月末の蒲田公演に向けて、練習を進めています。





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「百歳の力」  ⑩ 抽象とは

2015-09-14 05:54:06 | 図書メモ




P.170 具象というのは、かたちが決まっているから、

   見ても想像力をかきたてられるということは少ない。

   具象は、見てわかる、理解するものだからです。


   抽象というのは、理解するものではなく、感じるもの。
 
   だから、千人いれば千人感じるものがちがう。感じる範囲が非常に広いから

   ある人には発明のヒントにもなりうるのでしょう。



   感覚というのは、言葉にはなりにくいものです。はっきりしない。

   たとえば熱い、冷たい、という単純なものは伝えうるけど、

   それ以上のこまやかで複雑なものはたいへんに難しい。

   そうした感覚を表現しうるのが抽象で、

   言葉などに置き換えられないものが抽象という芸術です。


   
P.171 抽象は、色やかたち、あらゆる手段で人に伝えようとしている。

   感覚は万人が共有する部分はある程度はあるけれど、

   でも、その人にしか感じられないものがある。


   千人いれば千人感じるものがちがう。

   範囲が非常に広く、人にもたらす作用というのは計り知れないものがあります。



   たとえば、それがバラなのか桜なのか、さっぱりわからないと、

   感覚は無限に広がります。バラとわかれば、バラという感覚しか生じないし、

   桜だったら桜という感覚しか持ち得ない。


   桜を見て、バラを感じることはまずない。範囲が決まってしまうと、

   その範囲以上の感覚は生じにくいんですね。

   でもそれがさっぱりわからなければ、無限に押し広げることができるんです。



   自分の感覚、自分の世界を広げないのは、

   人としてもったいないし、惜しいことです。

   抽象は、無限の想像力を誘い出す一つの道筋であると、私は思っています。

   何かを引き出す糸口になりうる。


P.172 絵というのは、気持ちが引き入れられないと意味がありません。

   なにかに触れたような気がする、
 
   日常にない別の次元に浸ることができる、そういったことで、

   精神生活の豊かさが増したり、深まったりする。

   それが、アートの持つ力だと思います。


桃紅さんの珠玉の言葉を、感心しながら書き写していますが、
この辺までくると、「え~~っと~~、う~~ん、そうかしらねぇ~~?」と、
私自身の理解力がクリアに反応してきません。

ハッキリしているのは、
私の精神生活を豊かにしてくれているのは、
Mozartやロイドウエバーなどの古典的、または情緒的歌曲で、
決して現代音楽やJazzではない、ということです。


   
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「百歳の力」  ⑨ 絵と音楽

2015-09-13 06:10:23 | 図書メモ


P.169 モダン・ジャズ・カルテットのジョン・ルイスさんは、

   「あなたの絵を見ていると、僕の中でサウンドが湧いてきます」と言った。


   無駄をそぎ落としたシンプルな絵は、自分の音楽との共通性を感じる、と。

   だから私の線から、なにか共通する世界を音で感じるんだなあと思った。

   どういう音なのかはわからない。



   たしかに音と線は、通じ合うといえあば、通じ合いますよね。

   音にも線にも、時間が宿っていて、空間に存在する。


   人間は、生涯、時間と空間の中で生きていて、切り離すことはできませんしね。
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「百歳の力」  ⑧ 美意識

2015-09-12 05:24:51 | 図書メモ




P.163  価値観は人間のつくったものだけに、どんどん変わる。

   一切は移ろっていく。その一方で、変わらず貫いているというものもある。

   (中略)一種の美意識というものも、変わらないであろうと私は思います。



   (中略) 人間性の奥底が求めているもの、それがほんとうの"美"でしょう。

   学問のある人もない人も、なにかの経験のある人もない人も、

   富める者も貧しい者も、あらゆる人に「ああ美しいなあ」と感動を呼ぶもの。

   そういうものがあれば、それは人類の宝ともいえるでしょう。


   
P.164 (中略)それに近いものをつくれたらなあと、叶えられない望みは抱いている。

   そういう望みは、私だけではなく、それぞれの人が抱いていて、

   生きる源になっている。ですから、叶えられなくても人は望み続けている。


私が日々、歌っているたくさんの曲は、常に新鮮な感動を与えてくれるので、
さだまさし、Mozart、ビゼー、ロイドウエバーなどの作曲家やその作品は、
人類の宝と思います。

では、私の書くミュージカルのシナリオは?
少なくとも、一緒に練習を重ね、演じている仲間は「いいなぁ」と
思ってくれています。そして、自分自身でも、「好き」です。

仲間うちで、ワイワイ、喧々諤々を楽しみながら、矛盾点を直され、
ぶつかりあう時もあり、私の主張を一蹴されるときもあります。
なので、完成したものは、私の原案から随分成長を遂げています。

後世に残って輝いてくれ!とは思っていません。
でも、今かかわってくれているメンバーと、それを観てくれた人達には、
「あ~、観て良かった。音楽も動きも綺麗だった」と思って貰えるよう、
日々練習を重ねています。
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「百歳の力」  ⑦ 「手なずけられないものに惹かれる」

2015-09-11 05:55:37 | 図書メモ




P.144 最初は、自分の中で線を描いている。
   ところができるものは、毎回、ちがう。

   自分の意思に沿った線ではあるけど、つねに、どこか裏切られている。

   そしてそこに自分自身の初めての発見がある。一本一本の線が一期一会です。


   思いどおりにいかない、それがおもしろいんです。いつでも賭けなんです。

   だからやめられないんですね、やっぱり。



P.145 明日のことはわからない。

   明日のことどころか、一分一秒のちの自分がわからない。

   (中略)人間っていうのは、つねに明日のことはわからないんですよ。

   それで生きているんです。それが、やはり人生っていうものなんです。


   そういう人生を芸術的に表しているのが、墨の芸術ですよ。


   (中略)油絵の具は、描く人の調子などに対して、反映することは少ない。

   忠実な材料ですよ。


   墨はいつも裏切ります。

   日々刻々と変わるお天気やこちらの気持ちに、非常に敏感に反応する。

   私などにちっとも手なずけられない。冷たいんですね。いつだって。


P.146 あるときは、思いもかけないぐらい、墨は美しい表情を出すんです。

   自分でも、こんなにうっとりする線が引けるとは思わなかった、

   っていうものを授けるんです。ときどき、私を超える。


   こんなに美しいものを描ける力があったんだって、自分でびっくりする。

   惚れ直すことができるんです。墨には、それくらい幅があるんですよ。


   だけど、やっぱり、その線は、私の中にあるものなんですね。

   墨は、敏感すぎるくらい敏感だから、描いているときに派生している

   私の気分を拾うことがあるんです。


   それというのも、墨は粒子が細かいんです。あまりに細かくて軽いから

   磨って水にあたると、どういう動きになるかなんていうのは、

   ぜんぜん予測がつかないんです。


ただただ書き写しているのは、盗作じゃないの?と言われそうですが、
ただただ、これらの言葉を残しておきたいだけなんです。

昔は読書ノートなどというモノにせっせと感想文やメモを書いていました。
でも、紙のノートは数年もすると、埃だらけになるし、どこに何を書いたのか
探し出すのは至難の業です。

その点、ブログに書いておくと、キーワードですぐに検索できるので、
便利至極です。年と月が分かれば、何十冊もある日記手帳の中から、
その日のメモを探し出せます。

今、桃紅さんの言葉に惹かれるのは、
桃紅さんの墨に対する思い入れ、情熱が、
私の音楽に対する想いと共通する点を見出すからです。

同じ曲を何度も歌い、毎日似たような感じで歌いとばしているのに、
ある日、ふと、「えっ? この曲ってこういう音だったの??」と感じる……
そんな発見が、面白くて、毎日毎日同じ曲を飽きもせず歌っている私。

とても図々しい比較で、鼻白む向きもあるかと思いますが、
レベルの差を越えて、このように芸術を楽しもうという気持ちは
誰にでもある、と信じたい…… 信じます!
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