自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「百歳の力」  ③ 学業成績について

2015-09-06 05:48:07 | 図書メモ


P.71 篠田家の家風

   私のうちの家風は、勉強ができることにあまり価値を置かなかった。
   勉強ができるというようなことはたいしたことじゃない。

   それより、人としてどういう人がいちばん立派な人か、
   その価値はかんたんには決まらない。
   ほんとうにいい人になる、ということが大事だと、いつも父母はそういうことを言った。

   (中略)人間の価値というのは非常に複雑なものだ、ということを叩き込まれました。


こういう家風がある<お家>って凄いと思います。
桃紅さんは、女学校の入学試験の点数がトップだったそうですから、
勉強のことは、親としては、文句のつけようが無かったのね……と、ため息がでます。


翻って、私の実家では、私の成績が中の上程度だったので、
「ちゃんと勉強してるの?」と、よく言われたような気がします。
「そんなこと言われたら、やる気なくしちゃうのに……」と反発したことも記憶にあります。

そして本当に、受験勉強というものへの、やる気をなくして、
高校時代に流行っていた「桐島洋子」的生き方を手本にしてしまいました。

母に感謝していることも有ります。
反面教師のような、没個性気味の母は、個性が強すぎる娘に
「生活に困ったときは、学校の教師になれるよう、ピアノのバイエルだけは終えるのよ」と、
小学校入学時からピアノを習わせてくれました。

これも<杓子定規>の教え方が気に入らなくて、3年で止めてしまったのですが、
その後、好きになって独学で色々な音楽の勉強を始める基礎になったことは確かです。

その後、自分で家庭を持ち、子育てをする中で、
自分が必要だと思った<家風>を作り上げ、子どもたちに伝えることができたか?
というと、甚だ自信がありません。

関西の山や海に触れて育った私と、栃木の田んぼや日光連山で育った夫が
「健康や自然を大切に思う生活」を大事にしてきたことは確かです。
それを「家風」というには、あまりにもささやかですが……
コメント
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