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自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「百歳の力」  ⑥ 自由な視点を持ち続ける

2015-09-10 07:09:59 | 図書メモ




P.138 独創性を得るためには、考え方やいき方を自由にして、
   なにかの枠におさめないことが大事です。
   世の中のことというのは、どのようにも考えられるんですよ。

   どのように考えてもいいどころじゃない。
   どのようにでも考えなくてはいけないそれが鍵です

   人はなにかにとらわれていて、
   その視野の中だけでやるから、新しいものが生まれないんです。

   視野の中だけでやっているのは、詩でも芸術でもないんです。
   詩とか芸術というのは、範囲が無限だから表現できるんです。

   (中略)

   クリエイトするということは、ないものをつくることです。
   既にあるものをただつくるのは、複製ですよね。

   人の考え方や生き方も同じことが言えます。
   (中略)P.139 基本的には自由な気持ちで、さまざまなものと接する。
   なにかにとらわれて、その範囲でやっていると、
   いいものまで美えなくなってします。それだけですよ。

   自由な視点を持っている、つねに持ち続ける、ということです。


私自身が陥りがちなマンネリズム、ラクチンな練習、妥協をしないために
覚えておきたい珠玉の言葉たちを書き写しています。
覚えようとしたって、実行は難しいのですが、
これらの言葉に共鳴し、力を得ている自分を感じるのは喜びです。
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「百歳の力」  ⑤ 墨の不思議

2015-09-09 06:07:34 | 図書メモ


P.137 水墨画に惹かれて、誰でも真似してやってみるけど、
   こりゃあ、だめだっていうのであきらめる。

  墨というのは、そんなにかんたんに手なずけられる材料ではないんですよ。
   自分の思ったとおりにいかない。つねにどこか裏切られる。
   それが面白くて、私などはやめられずにつき合っている。


私の母は日本画を習っていたので、お稽古風景を思い出しました。
先生の筆の動きを見ていると、ヒョイヒョイと水を含ませ、
チョンチョン、またはスーーっと自由闊達に動いて、

 あれ、鳥の顔が! あれ、大河の流れが!!
 
 あれ、雪山に月が!!

という具合に、一瞬にして情景が出現し、
子供心にも感心していました。
母の方はそれを真似して、水と顔料絵の具を混ぜ合わせるのですが、
水茎の跡も麗しく……というわけにはいかないようで、
先生のお手本とは、どこが違います。

これが達人と模倣者の違いなのでしょう。
最初は模倣から入り、いつか、画材を手なずける。
なるほど。


では、歌は?
毎日、歌って、私は何を手なずけようとしているのか?
Hamony??
最近やっと、ハモるコツが少し分かるようになってきました。
他パートの音と伴奏音、そして自分の音が独立して聴こえる……
ということは、今までは聴こえていなかったということです。

あ~、恐ろしや!と思いますが、
すこ~しは進歩したのかしら?と喜ぶことにします。


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「百歳の力」  ④ 抽象画について

2015-09-08 06:49:07 | 図書メモ




昔、ISASの異文化交流会に颯爽と現れたアメリカの天文学者さんが、
「君たちにはModern Artは分からないだろう!」と差別的な発言。
一瞬「ムっ」としましたが、
その老学者さんが履いていたVividな黄色と赤のソックスに、
(左右それぞれが色違いで、微妙なデザインまで有り……)
「う~~ん、洒落てる!」とは思いました。

ま、仰る通り、私にはピカソその他の方々の抽象画の意味は分からず、
「数億円の価値がある、そのような絵をプレゼントされても、困るなぁ」などと
考えていました。

というワケで、私には抽象画を理解する能力がないと思っていましたが、
桃紅さんの説明を読んで、少し理解し、面白さを感じました。


P.136 抽象画は、普遍性が多少ある。
   見て、ああ気持ちがいい、きれいな線だと、そういうことがわかればいいものだから、
   多くの人にとって理解しやすいものだったかもしれない。

   (中略)造詣美術というのは、世界中で普遍的になりやすいですね。見ればわかる。
   (中略)造詣美術には翻訳は必要ありません。


P.137 それだから独創性が求められる。
   非常にユニークで、似たようなものはないということが
   問われる。その他大勢の一つだったら、特別関心を引かない。

   そしてその独創性には見いだされる価値があるかどうか。
   お金を出してでも買う魅力があるかどうか。
   世界の人々に関心を持たれるものであるかどうか。

その人にしか出せない、独自の芸、技はお金になるのでしょう。
方や、書道や華道で習う、「まずは、お手本通りに行う」
そして、「お手本を超えて滲みでる個性」……それは舞踏やバレエにも通じそう。
 
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「イラストでときめく 片づけの魔法」

2015-09-07 05:26:59 | 図書メモ


近藤麻理恵(こんまり)さんの4冊目の本です。
はじめ2冊は文字ばっかりの、片づけ精神論(?)で、
特に最初の本を読めば、理論的には充分のような気がします。

それでも「今回はどんな切り口で??」という興味で読み進むと、
随所に<彼女の人となり>が見られ、楽しく、面白いと思います。

もう、すっきり片付け終了の方には用がないかもしれませんが、
目次第1章から 
  <こんまり流片づけの「六つの原則」>をメモします。

1.片づけることを決意する

2.理想の暮らしを考える

3.まずは「捨てる」を終わらせる

4.「場所別」ではなく、「モノ別」に片づける

5.正しい順番で片づける

6.ときめくかどうか、自分にたずねる


では、私は何処にいるか?というと、
1と2は終了。

「モノ別」に進んでいますから、衣類に関していうと、
「捨てる」を終え、出しやすく、戻しやすい収納になりました。
つまり、<ときめき方>の精神は体得したのです =^-^=

で、どんどん他のカテゴリーに行けば良いのですが、
母の住み替え・使っていたものの処分で、
取りあえず我が家に運んできたモノが未だ溢れかえっています。

でも今年、こんまりさんの片づけ術に出会ったお陰で、
衣類だけでも、片付けられたのは、本当にラッキーでした。
その他のモノは今年いっぱい!を目指して頑張ります。


最後に、これまで何度も出てきた、彼女の持論を確認!

P.118 モノが本来あるべき場所に、モノを収める。

   収納とはいわば、

   「モノのおうち」をきめることです。

   だから、自分が持っているあらゆる持ちモノの定位置を

   一つ残らずきめること。


   じつはこれこそが、

   収納とは何かの本質なのです。
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「百歳の力」  ③ 学業成績について

2015-09-06 05:48:07 | 図書メモ


P.71 篠田家の家風

   私のうちの家風は、勉強ができることにあまり価値を置かなかった。
   勉強ができるというようなことはたいしたことじゃない。

   それより、人としてどういう人がいちばん立派な人か、
   その価値はかんたんには決まらない。
   ほんとうにいい人になる、ということが大事だと、いつも父母はそういうことを言った。

   (中略)人間の価値というのは非常に複雑なものだ、ということを叩き込まれました。


こういう家風がある<お家>って凄いと思います。
桃紅さんは、女学校の入学試験の点数がトップだったそうですから、
勉強のことは、親としては、文句のつけようが無かったのね……と、ため息がでます。


翻って、私の実家では、私の成績が中の上程度だったので、
「ちゃんと勉強してるの?」と、よく言われたような気がします。
「そんなこと言われたら、やる気なくしちゃうのに……」と反発したことも記憶にあります。

そして本当に、受験勉強というものへの、やる気をなくして、
高校時代に流行っていた「桐島洋子」的生き方を手本にしてしまいました。

母に感謝していることも有ります。
反面教師のような、没個性気味の母は、個性が強すぎる娘に
「生活に困ったときは、学校の教師になれるよう、ピアノのバイエルだけは終えるのよ」と、
小学校入学時からピアノを習わせてくれました。

これも<杓子定規>の教え方が気に入らなくて、3年で止めてしまったのですが、
その後、好きになって独学で色々な音楽の勉強を始める基礎になったことは確かです。

その後、自分で家庭を持ち、子育てをする中で、
自分が必要だと思った<家風>を作り上げ、子どもたちに伝えることができたか?
というと、甚だ自信がありません。

関西の山や海に触れて育った私と、栃木の田んぼや日光連山で育った夫が
「健康や自然を大切に思う生活」を大事にしてきたことは確かです。
それを「家風」というには、あまりにもささやかですが……
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「百歳の力」  ②  正直な生き方

2015-09-05 05:48:36 | 推薦図書




P.29 つねに正直でいること

   「義理欠く、人情欠く、恥かく」
   義理欠くは、たとえば親類、友人の冠婚葬祭に行かず失礼してつき合いが悪く、
   自分だけよければいい、人を助けることをしない人情なし。

   そんな態度だから世間で恥もかく。
   「あの人は、三欠くだからお金が貯まる」と悪口として言いますね。


P.30 一方で、義理人情に厚く、恥をかかないように生きていたら、
   それはそれで自分というものが流されてしまう。夏目漱石がそう言っていますね。


桃紅さんは、漱石・芥川龍之介・太宰治の3人の言葉を引き合いに出して
ご自分の世界を分析しています。

P.31 私などは、常識的な世の中の生き方をしてこなかったから、
   自分の真実と世を渡っていくやり方とのギャップに、
   あまり深く取り組まないで生きてこられた。

   常識の世界に暮らさなかったから、長生きしたと思いますね。

   自由にやれたし、嘘をつかないですんだ。
   ふつうの社会に住んでいたらいろんなところでインチキしないと生きていけない。
   (中略)悪ではないけど世を渡る上でのテクニックの一つ、
   そういうふうに言い訳といえば言い訳をしてやっていく。

   私はそういうことが少なかった。

   相手は自分ですから、自分の心にあるものをかたちに表現していくことで
   まがりなりにもゴハンを食べてこられた。

P.34以降では、芥川や漱石を「頭が良すぎる、人間として責任感が強い人」と評しています。

   人間や社会をよくするために変えたい、
   常識という世界に安住してはいけないと思っても、
   常識というものが世の中を動かしている。


   (中略)芥川さんは、人間としての責任感が強いんですよ。
   ほんとうの生き方はなにかと考え、それに殉じた。

   ほんとうの生き方というものを考えて、それに命を捧げちゃったんですよ、
   イエス・キリストのように。だからキリストのように死ななきゃならない。   


では、私のようなフツーの一市民は、どのように折り合いをつけるべきなのか?
彼らのような<特別の正義感>や<責任感>は無いけれど、
言いたいことは言う。言うことを義務だと思っているからです。

理不尽な扱いを受けている人や動物、自然に対して、行動せずにはいられません。
ごまめの歯軋りに過ぎないかもしれませんが、
ミュージカルのシナリオ、作詞の際に出てくる言葉が、私の主張です。




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「百歳の力」  篠田桃紅・著 2014/6

2015-09-04 05:53:08 | 推薦図書




私は、テレビは殆どニュースしか見ないので、この方のことを全然知りませんでした。
それだけ、美術には疎いということ……
でも、今年になって電車の吊り広告で<話題の人の新刊>を知り、読んでみました。

凄い!と思います。
たくさん、学ぶところがあり、共感し、意を強くしました。
以下、抜書きおよび感想です。

P.21 くよくよ考えがちな性格の人に対して、

   ものをつくる人間であるということは
   つくっているときは一切忘れてしまっているんですよ、何がどうあろうと。
   考えなくてはならないこと、面倒なこと、一切を。
  
   だから結果として、私は長生きできたのかもしれない。
   ちょっとの間だけでも、そういうものから解放されるということは、
   生命体として、うまく生きられる秘訣の一つかもしれません。


   そして、私のつくるものというのが、
   自分の持っているものを発散するかたちなんです。
   内面に戻ってくるのではなく発散。
   スポーツをする人もそういうことはあるでしょうね。

   随筆を書いているときは、私は発散している幹事がありません。
   自分に集中して、自分の中に閉じこもっていく自分を感じる。
   だけど、作品をつくっているときは解放されています。


これほどの芸術の大家で、人生の大先輩の方と我が身を比べたりすると、
なんて図々しい奴だ、身の程知らず!という謗りを受けそうですが、
読後感想としてメモしておいきたい、という意味で書きます。

一応私も、レベルは低いとはいえ、歌い、踊り、シナリオを書く身です。
未だ、「長生きしてる」というトシではありませんが、健康ではあります。
その秘訣が、これ(?)なのかも……と思いました。


書いているとき、歌っているときは何もかも忘れて、集中して楽しんでいます。
解放されています。が、

踊っているときは、オドオドしています。
自由に楽しく踊ると、すぐに先生から叱責が飛んできて、
「なに、その足先?」「背中!」「お腹引っ込めて!!」などなど。

卓球のときは、初心者の相手をしているときは、気楽に楽しんでいます。
でも、上級の人から教わっているときは、中学生のように小さくなって、
球を返し損なったりしたら、謝り続けです。
でもまあ、卓球のときも踊りのときも、そのことしか考えていないのですから、
世の中の嫌なことは全て忘れているわけです。

ふむ。これは健康法といえそうですね。なので、
レベル云々ではなく、楽しい趣味を見つけることをお勧めします。
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ヘルス リテラシー

2015-09-03 07:04:37 | 図書メモ




新老人の会報と一緒に郵送される、「教育医療」(9月号)に
(日野原先生が発行人)に興味深い記事がありました。

著者は聖路加国際大学教授・中山和宏氏です。

P.2 ヘルスリテラシーとは: 

   リテラシーとは、読み書きの能力を意味しますが、(中略)

   ヘルスリテラシーの最新の定義は、

  「健康情報を入手し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力」

2014年の調査によると、

   医学的臨床的問題の情報へのアクセス能力と医療情報を解釈し、
   評価する能力について日本はEUよりも著しく劣る結果になりました。

   この差は、ヨーロッパの医師の30%を占める家庭医の制度
   幼児からの健康教育
   日本人の専門家任せで自己決定しない文化

   日本における医学系論文が一般の目に触れにくいシステム
  (国立医学図書館がない)などの理由が考えられ、
   今後改善されるべく活動する必要性を強く感じます。

「教育医療」には、普段私や友人たちで話し合っている、改善要望内容が
きちんと文章化され、発信されています。

こういった文章が日本の政治家や医学会、心ある人たちに届いて、
改善に向かうのは一体いつのことでしょう???

私が個人的に赤字で大きな文字にした部分……
これも<幼児時期からの教育>が大事だと思うのです。
「美しい日本」などの抽象的表現でなく、

世界で常識となっている科学的な情報の日本語化と流布、
理想的には、
それを英語で読む気が起きるような英語教育
を求めます。
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自転車考 ④

2015-09-02 06:14:36 | 健康法




自転車の大きなメリットを忘れていました。

①歌える! 
  誰も居ない道なら、結構大きな声を出しても平気 =^-^=

②踊れる!
  ステップは踏めませんが、片腕を長~~く、遠くに伸ばすことは可能。

③舞台に居て、聴衆の注視を浴びているかのように、
  頬骨を上げ、上の歯を見せ、ステージ顔を作る練習が出来る。

④同様に、鳩尾を上げ、お腹を引っ込め、デコルテを作り、
  ステージ気分。

あんまり楽しんでしまうと、不注意運転になってしまうので
そこそこにしていますが、
これって電車やバスの中では、あんまりやれないことでしょう?
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自転車考 ③

2015-09-01 05:31:52 | 健康法




自転車に乗るデメリットとも、もちろんあります。

①なんといっても、不慮の事故に遭う可能性が高い。
  こちらが気をつけていても、不注意運転の車にはかないません。

②同様に、一時停止標識無視の、乱暴運転自転車が危険!
  「君だろう」って? 失礼な!! 
   私は<昔々のことは記憶にございませんが……>
   今は高齢者ですから、法律遵守・穏やかそのものですよ~~

③風・雪の日
  路面が凍らなければ、雪は平気です。もちろん慎重に運転。
  でも、風が強いと煽られることがあるので危険。

  因みに雨は、どんなに降っても平気です。
  最近、大き目のSun visorをネットで購入。顔が濡れないので快適です。
  雨具も、ポンチョや合羽など、色々試しましたが、
  現在は山用の雨具上下に落ち着いています。

  洗足池のラジオ体操に、土砂降りでも参加する10人組に入っています。
  だって、雨の中をルンルン走るのは<とっても楽しい>ことですもの……

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