自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「百歳の力」  篠田桃紅・著 2014/6

2015-09-04 05:53:08 | 推薦図書




私は、テレビは殆どニュースしか見ないので、この方のことを全然知りませんでした。
それだけ、美術には疎いということ……
でも、今年になって電車の吊り広告で<話題の人の新刊>を知り、読んでみました。

凄い!と思います。
たくさん、学ぶところがあり、共感し、意を強くしました。
以下、抜書きおよび感想です。

P.21 くよくよ考えがちな性格の人に対して、

   ものをつくる人間であるということは
   つくっているときは一切忘れてしまっているんですよ、何がどうあろうと。
   考えなくてはならないこと、面倒なこと、一切を。
  
   だから結果として、私は長生きできたのかもしれない。
   ちょっとの間だけでも、そういうものから解放されるということは、
   生命体として、うまく生きられる秘訣の一つかもしれません。


   そして、私のつくるものというのが、
   自分の持っているものを発散するかたちなんです。
   内面に戻ってくるのではなく発散。
   スポーツをする人もそういうことはあるでしょうね。

   随筆を書いているときは、私は発散している幹事がありません。
   自分に集中して、自分の中に閉じこもっていく自分を感じる。
   だけど、作品をつくっているときは解放されています。


これほどの芸術の大家で、人生の大先輩の方と我が身を比べたりすると、
なんて図々しい奴だ、身の程知らず!という謗りを受けそうですが、
読後感想としてメモしておいきたい、という意味で書きます。

一応私も、レベルは低いとはいえ、歌い、踊り、シナリオを書く身です。
未だ、「長生きしてる」というトシではありませんが、健康ではあります。
その秘訣が、これ(?)なのかも……と思いました。


書いているとき、歌っているときは何もかも忘れて、集中して楽しんでいます。
解放されています。が、

踊っているときは、オドオドしています。
自由に楽しく踊ると、すぐに先生から叱責が飛んできて、
「なに、その足先?」「背中!」「お腹引っ込めて!!」などなど。

卓球のときは、初心者の相手をしているときは、気楽に楽しんでいます。
でも、上級の人から教わっているときは、中学生のように小さくなって、
球を返し損なったりしたら、謝り続けです。
でもまあ、卓球のときも踊りのときも、そのことしか考えていないのですから、
世の中の嫌なことは全て忘れているわけです。

ふむ。これは健康法といえそうですね。なので、
レベル云々ではなく、楽しい趣味を見つけることをお勧めします。
コメント
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