自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「百歳の力」  ④ 抽象画について

2015-09-08 06:49:07 | 図書メモ




昔、ISASの異文化交流会に颯爽と現れたアメリカの天文学者さんが、
「君たちにはModern Artは分からないだろう!」と差別的な発言。
一瞬「ムっ」としましたが、
その老学者さんが履いていたVividな黄色と赤のソックスに、
(左右それぞれが色違いで、微妙なデザインまで有り……)
「う~~ん、洒落てる!」とは思いました。

ま、仰る通り、私にはピカソその他の方々の抽象画の意味は分からず、
「数億円の価値がある、そのような絵をプレゼントされても、困るなぁ」などと
考えていました。

というワケで、私には抽象画を理解する能力がないと思っていましたが、
桃紅さんの説明を読んで、少し理解し、面白さを感じました。


P.136 抽象画は、普遍性が多少ある。
   見て、ああ気持ちがいい、きれいな線だと、そういうことがわかればいいものだから、
   多くの人にとって理解しやすいものだったかもしれない。

   (中略)造詣美術というのは、世界中で普遍的になりやすいですね。見ればわかる。
   (中略)造詣美術には翻訳は必要ありません。


P.137 それだから独創性が求められる。
   非常にユニークで、似たようなものはないということが
   問われる。その他大勢の一つだったら、特別関心を引かない。

   そしてその独創性には見いだされる価値があるかどうか。
   お金を出してでも買う魅力があるかどうか。
   世界の人々に関心を持たれるものであるかどうか。

その人にしか出せない、独自の芸、技はお金になるのでしょう。
方や、書道や華道で習う、「まずは、お手本通りに行う」
そして、「お手本を超えて滲みでる個性」……それは舞踏やバレエにも通じそう。
 
コメント
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