![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/c2/6c48a0c7a10ebf6f93312eec174e7712.jpg)
以下、かなり長いけれど、
かなり多くの人が悩んでいる「やめどき」について、そのまま本文から書き写します。
P.83 お腹の内側の感覚を味わうこと
ためしに、食事中の「お腹の内側の感覚」を実況中継してみましょう。
始まりは、食べ物に対して、「待ってました!」とばかりに
グイグイ前のめりに向かっている感じ。
ストローで吸い込むみたいな吸収の感覚です。
その勢いがふっとゆるんで腰を落ち着け始めたら、それが満足のきざし。
何やら胃の内側に「底」のようなものができて、
吸収から蓄積に切り替わるような感触がわかりますか?
実際に、満腹の合図を告げる二つのホルモンのうち、
小腸から湧いてくる「コレシストキニン」は、胃の終わりにある出口を
きゅっと巾着のように引き締める働きをするので、
「底ができる」という感覚は当たっているのです。
P.84 快適な満腹の時には、おへその内側が何やら<じゅわん>と
温かな熱流のようなもので満たされていくのがわかるでしょうか?
これはセロトニンが腸を活発に動かしているしるし。
腸内細菌が一斉に働いて、お腹の熱を高めていることでしょう。
ダイエッターにとっては、やや禁欲的なイメージのある「腹八分」という言葉に
縛られなくても大丈夫。
「ここでやめてもいいかな、でももっと食べられそう」と思うなら、
無理にやめなくてもかまいません。もう一口食べてみて、お腹の様子をみてください。
さらにもう少し追加したら、お腹の感じはどう変わりそうか?というのを
『お腹に聞く・先取り想像テクニック』で体感してみましょう。
それ以上食べたら、満腹の心地よさが重苦しい不快感に変わってしまう、
その間際の<イイところ>でサッと身を退くのがコツです。
決して「太らないためにガマンする」のではなく、
「せっかくの満腹感を快適なまま終わらせる」ため、
「いい食事だったと満足するため」にやめるということ。
動機が「気持ちよくいるため」に切り替われば、喜んでやめられるようになるものです
(中略)満腹感が脳に伝わるまでに15~20分の時差がある。ところがこのテクニックで
満腹の意識を感じ取る能力が磨かれると、その時差がかなり短縮されて、
適度な満腹を素早く、的確に感じ取れるようになりますよ。