自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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太らない人のヒミツ  夏目祭子・著 2014/7

2017-03-23 17:00:09 | 図書メモ


「ダイエット」という言葉は、英語の意味だけで言えば、
<健康を維持するための、日常の食生活>という風に、私は捉えていました。

しかしながら、世の中的には、<痩せるための、食事制限>のようです。
この本の著者も、その目的で何度も食事制限を繰り返し、
つまり文字通り、「失敗を重ね」たそうです。

そして行き着いた、結論(この著書で言われていること)は、
私にとっては結構目新しく面白いです。

以下、本文からです。
P.22 太る・ヤセるはカロリーでなく「体調」で決まる。

 その根拠は、P.24にある、二つのモード

   ●「溜め込みモード」=栄養分や体脂肪を溜め込む働きが強い体調の時は、
                太りやすくヤセにくい

   ●「手放しモード」=要らない栄養分や体脂肪を捨てていく働きが強い体調の時は、
               太り難くヤセやすい

   (中略)私たちが自覚できる頭の中であれこれ考える知性とは別に、
   体は独自に「自分はどう動くか」という方向性を決める判断力と知性を持っています。

   (中略)この独自の知性のことを、「恒常性(ホメオスタシス)」という。

   (中略)具体的に言うと、私たちの身体は、体内の何かが多過ぎる時は
   排出して減らそうとし、
   少なすぎる時はもっと吸収して増やすか、
   その代わりに別のもので補おうとする性質を持っている

   調子がよく整った体は、体内の不要なものを上手に捨てていけるのです
   だから、体重やサイズを減らそうとして、
   外側から体を責め立てるようにコントロールを加える発想をやめて、
   内側の自動バランサーがよく働くように体調を整えることが、
   「自らヤセる力」を目覚めさせ、太らない体を作る確実なやり方なのです。

説得力があると思います。
自力整体の整食法では、まず「午前中に滞留便の排泄モード」を導き、
単食法(色々な栄養素を混ぜて食べない)とか、空腹睡眠とか、糖質制限などを
その時々の体調を見ながら、勧めていきます。

食べ方は、個人の食歴や家族関係とも密接なので、決して強制ではなく、
あくまでも矢上先生やナビゲータの体験談からお勧めするものです。
(少なくとも私自身は、きっちりした整食法から始めて、
現在の<痛みのない、元気な健康体>に辿りついたのです。)

それはさておき、
この本の著者が言う「カロリー計算はナンセンス!」
同じヒトが、同じ食事をするのでも、
「太るかも~」と、罪悪感を持って食べるのでは、代謝が全然違うそう。

「本当に美味しそう~! 嬉しい! ありがとう!」と言って食べると、
すごく代謝率が良いそうです。

何となくは感じていたけれど、かなりのエビデンスがあるようなので、
ワクワクしながら読んでいます。


コメント
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