駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

新国立バレエ団『コッペリア』

2010年04月08日 | 観劇記/タイトルか行
 新国立劇場オペラハウス、2009年6月29日ソワレ。

 町の娘たちは衛兵に夢中。バルコニーに若い娘が扇で顔を隠してたたずんでいる。スワニルダ(タマラ・ロホ)は恋するフランツ(ホセ・カレーニョ)に愛を語るが、フランツはバルコニーの娘から目を離さない。そこにコッペリウス(ルイジ・ボニーノ)が登場し、スワニルダを見つめる…振付/ローラン・プティ、音楽/レオ・ドリーブ。1870年パリ・オペラ座初演。

 初めて観ましたが、音楽が有名だし、短くてシンプルでコンパクトでキュートでコケティッシュな舞台で、楽しめました。

 しかしコッペリウスの悲哀には涙してしまいます…これをエスプリとして軽く笑わなければならないのか、さすがフランス人!

 最近コンビを組むことの多いタマラ・ロホとホセ・カレーニョも初めてきちんと観ました。
 おもしろかったのは、タマラ・ロホが、劇中は本当におきゃんでおてんばな少女スワニルダに見えたのに、カーテンコールになると素に戻るのか、おちついたお姉さんに見えたこと。照明のせいもあるのかもしれませんが…

 第一幕はほとんど話が始まらないので、もっとディベルティスマンを足すか、ぱぱっと一幕ものにしてしまってもいいのでは…とは、ちょっと思いました。

 衣装のスモーキーな色目がフランスの香りがして素敵でした。
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