作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv78089/
以下、Yahoo!映画よりあらすじのコピペです。
=====ここから。
1950年代のイギリス・ロンドン。戦争で夫を失い家政婦として働くミセス・ハリス(レスリー・マンヴィル)は、ある日勤め先でクリスチャン・ディオールのドレスに出会う。その美しさに心を奪われた彼女は、ディオールのドレスを買うことを決意する。
必死にお金をためてフランス・パリへ向かい、ディオール本店を訪れるも支配人のマダム・コルベール(イザベル・ユペール)に冷たくあしらわれるハリスだったが、夢を諦めない彼女の姿は出会った人々の心を動かしていく。
=====ここまで。
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コロナは第8波だそうで、、、。いつまで続くのか知りませんが、先月末に30人弱の職場で一気に9人も感染者が発生し、こりゃ自分も時間の問題だな、、、と思っていたら、案の定、12月6日に感染判明と相成りました。
納得いかん、、、あれだけ気を付けていたのに。というか、もうほぼ100%職場でクラスターだったとしか思えないけど、まあ、感染するときはしちゃうんですね。でも、正直なところ、いまだに感染した実感はないんです、、、。
というのも、最初から最後までほぼ無症状だったのです。症状といえば、感染判明前日から鼻タレだった(でも鼻炎持ちなので年中鼻タレ)くらい。ただ、職場がそんな状況だったのでちょっと心配になり、言われてみれば倦怠感があるような気がしたので、今まで2回しか行ったことのない近所の内科に電話して状況を話したら「ちょうど今部屋(レントゲン室をコロナ診察専用部屋にしてあった)が空いているから、来てください」と言われ、診察してもらったのだけど異常はなく「鼻炎だからね、あなた。でもせっかくだからPCR検査しておこう。抗原検査じゃ分からんから」と先生がおっしゃる。
世間じゃ、熱が出てもPCR検査に辿り着けずに困っている人が多いというのに、熱もなければ咳もない(喉も痛くない)し頭痛もない状況で、いきなりのPCR検査。ハッキリ言って、検査を受ける時点で覚悟しました。先生も「その状況なら怪しい」と言うし。
そんなわけで、1週間、外出禁止となったのだけど、体調はゼンゼン普通。検査受けていなければ、間違いなく普通に出勤していたことでしょう。で、知らずにウイルスを撒き散らしていたのでしょう。……怖ろしい。感染自体は、まあまあショックだったけど、知らずに出歩かなくて良かったとホッともしました。
結局、処方してもらった薬もほとんど飲むことなく、でも医者に「安静にしていろ」と言われたのだからと、連日、平日の真昼間から何時間も罪悪感なく惰眠を貪りました。こんなに寝たのは、もしかすると20代の頃以来か、、、というくらいに、寝倒しました。睡眠貯金ができないのが惜しいくらい。いつ発熱するかと、朝昼晩と熱を測っていたけど、結局36度4分を上回ることなく外出禁止期間が終わりました、、、ごーん。
まあ、知らずにウイルス媒介者にならずに済んで良かったと思いますが、ワクチン接種後の副反応の方がよっぽどしんどかったのは何だったんだ??と思ったり。後遺症も、今のところ、何もない、、、。ワクチンのおかげで何事もなかったのかも知れませんけど。でも、ワクチンの影響なんて、まだ誰も分からないしね、、、。しかも、再感染の可能性もあるらしいし、インフルも流行って来たそうだし、W杯後のカタールでは新しいMARSウイルスが蔓延し出したとかいう話も聞くし、、、もう何が何だか。
外出禁止期間中に、舞台のチケットを取っていたので、行けなくなって哀しかったです。チケットは社長(私より若い女性)に譲りました(喜んでもらえたので良かったけど)。あー、でも見たかったのに、悔ぢぃ、、、。
……というわけで、前振りが長くなりすぎましたが、ようやく映画の感想です。
◆戦争の影が残る時代、、、
時代設定から、まだ戦争の後遺症があちこちに見られるものの、こういう安心して見ていられる映画も良いものだな~、としみじみ思える逸品だった。
ミセス・ハリスがディオールのドレスに一目で心奪われるシーンが、すごくチャーミングで。ドレスがまたすごく素敵。そりゃ、ハリスさんがああなるのも分かるわ~、、、と。
でも、ハリスさんが普段着ている仕事服もなかなか可愛いのですよ。多分、リバティだと思うけど、可愛い花柄のワンピに、また別の花柄のエプロン(?)が実にマッチしていて、ハリスさん、センスええやん!!と思いました。あのエプロンみたいの、欲しいわ~。あと、髪をまとめていたターバンみたいのもすごく似合っていて、可愛らしかった。
ドレスに一目ぼれ → ディオールのメゾンへ乗り込み! っていう思考回路はメチャクチャ飛躍があるけど、そのバイタリティが見ていて微笑ましい。
本作は、終わってみれば可愛いおば様の夢がかなうおとぎ話だけれど、シナリオ的にはちゃんと山あり谷ありが織り込まれて作られており、一直線に夢がかなうわけじゃないところも好印象。
悪い人は出て来ない、、、けど、それはまあ、ハリスさんがああいう人だから、そういう人たちを呼び込まないというのもあるのだろうな、、、という気がする。
ランベール・ウィルソン演ずるシャサーニュ侯爵も、根っからのお育ちの良い紳士で、ミセス・ハリスに「あなたが誰かに似ていると思っていたけど、分かりました。私が子どもの頃通っていたイギリスの学校の寮でお掃除していたモップおばさんです」(セリフ正確じゃありません)とか無邪気に言っちゃうところか、あちゃ~~~、、って感じだった。悪い人じゃないけど、育ちの良い苦労知らずも、あそこまで行くとちょっとね、、、。
メゾンの人たちがどうしてあそこまでハリスさんに協力的なのか、、、と??となるけど、彼女が現金払いだからという理由も一応用意されていた。
高級メゾンと言えども、そこで働くお針子さんたちは、ハリスさんと同じ「労働者」なのだよね。だから、ハリスさんに共感した、、、というのも、話として上手いな~と。
原作はポール・ギャリコの小説だとか。Amazonで見たら、ハリスおばさんシリーズがあるみたい、、、。読んでみようかな。
◆ユペールさま~!
ミセス・ハリスを演じたレスリー・マンヴィルも可愛らしくて素敵だったのだけど、私が一番ツボったのは、何といっても、一人だけイケずだったマダム・コルベールを演じたイザベル・ユペール。
もう、登場したシーンから吹き出しそうになってしまった。ホントに、彼女は上手いなぁ、、と感動。シレっと、淡々とした役もハマるけど、こういう、ちょっと意地悪だけど、話の分かる面白い人も実にハマる。というか、上手い。
イギリスとフランスの大女優が共演という、実に贅沢なキャスティングですね、、、。おまけに、ランベール・ウィルソン。やはり彼はカッコイイ。確かに年取ったけど、年取ってあのカッコ良さは、、、少なくとも日本の俳優じゃ思い浮かばない。
メゾンの会計アンドレを演じていたリュカ・ブラボーくんは、ちょっと、ヒュー・グラントに似ているなぁと思いながら見ていました。フランス人ぽくないというか。アンドレと恋仲になるメゾンのモデル・ナターシャを演じたアルバ・バチスタが可愛かった。
あとは、何といってもディオールが全面協力したという、衣装の数々の素敵なこと、、、。あのドレスの数々を見るだけでも楽しい。パンフを買ったら、そのドレスの一つ一つが解説されていて、見入ってしまった。ミセス・ハリスが気に入った、2つのドレスは、本作のために特別に作られたものだとか。
でも、やはりハリスさんにパリ行きを決断させたあの美しいドレスが、私は一番素敵だと思ったなぁ。ディオールのビンテージドレスだそう。実物を見てみたいなぁ。……と思っていたら、何と! 「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展が東京都美術館で開催されるとのこと!! これは行かねば!!!
ミセス・ハリスの半地下の自宅もステキだった、、、。
コロナもここまで普及(?)すると、毒性が薄くなるんですかね。
私にとりつくなんて物好きなウイルスくんたちは、あんまし働かないままどっかへ行ってしまいました~(バイバイ)
原作が好きだという映画友に言わせると、この映画は“イマイチ”だそうです。
期待し過ぎちゃったらしいですが、そう言われると、逆に原作を読みたくなってしまいました(^^
来年も良き映画との出会いがありますよーに!!
コロナ、ご本復お喜び申し上げます!軽症でよかったですね!舞台は残念なことになりましたね。
ミセス・ハリス、素敵な映画でしたね!私も彼女の普段着、可愛いと思いました。侯爵の無邪気で無神経な台詞、100年の恋も冷めるイタさでしたね。これだから上級国民って!
コミカルで洗練されたイザベル・ユペールの演技と存在感、さすがフランス女優!ほんと憧れる!リュカもイケメン!大女優+イケメン、という私の好物でできた料理みたいでしたでした(^^♪
症状はホントに個人差あるみたいですね。
免疫ついて、もう感染しないなら良いんですが(´-`)
パンフ、最近は見本が見られないのが難点ですよね。
ディオール展、なかなか充実の内容みたいなので、楽しみです♪
ワクチン打たずに免疫上げられてラッキーと思いましょう。
ミセス・ハリスのパンフレット、ディオールのドレスの解説が付いていたとは知りませんでした。それならほしかった。
東京都現代美術館のディオール展も楽しみですよね。