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わかものりしょくいち

2016年03月25日 | Weblog
 3月 25日

 若者の離職(就職)について。その1

 今月1日(3月1日)から来年度卒業予定の大学生への
就職活動がスタートしましたし、まもなく多くの企業で
入社式でしょ。

 そんなこの時期に若者の離職について考えてみました。
厚生労働省の資料によると、就職してから3年後の離職率は
 中学 65%
 高校 40%
 大学 32%

 3年ガマンできなくて、これだけの人たちが離職するん
ですよぉ。もちろん多くの人は再就職するんでしょうが、
中には引きこもってしまったり、ニートやフリーター、花嫁修行と
いう名の居候的な人も多いんでしょね。

 ニートの定義は<就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない
若者>であり、元々はイギリスの労働政策において出てきた用語
です。日本では、「15~34歳の非労働力人口のうち、通学、
家事を行っていない者」だそうです。
 んで、ニートはここ10年ほど、年間60万人台で推移しています。

 ではフリーターの定義はというと「15~34歳の男性又は未婚の
女性(学生を除く)で、パート・アルバイトして働く者又はこれを
希望する者」のことをいいます。
 10年ほど前は200万人を超えていましたが、ここ数年は
170万人~180万人ほどとなっています。

 では、正社員とフリーター(バイト)の賃金格差はというと。
年齢とともに拡大するのはご存じのとおりです。(正社員は年齢や
能力向上に伴って、賃金もアップしますが、フリーターやバイトは
年齢・能力に関係なく、ほぼ一定ですからね)

 あくまでも平均ですが、高卒の正社員だと年収は
 20代前半で 280万円
 20代後半で 300万円ちょい
 30代前半で 400万円弱
 30代後半で 420万円ほど
 40代前半で 500万円

 ところがバイトやパートだと
 20代前半で 150万円ぐらい
 40代後半で 180万円ほど
 つまり、ほとんど横ばいです。

 大卒の場合はもっと顕著ですよ。
 20代前半で 300万円弱
 20代後半で 360万円
 30代前半で 450万円弱
 30代後半で 580万円ほど
 40代前半で 670万円ぐらい

 んで、バイトやパートだと
 40代後半で 200万円ほど

 生涯賃金では大きな差がでるんですよ。
 こうなることが分かっていながらバイトやパートなどの
非正規雇用で生活している人が2000万人いるんですよ。
200万じゃありませんからねぇ。2千万人。

 高齢者もふくまれている2000万人という数字ですが、
若者(15~34歳)だけだと920万人ぐらいになります。
これって大損失ですよね。高齢者社会といわれながら、チャンと
働けない(働いていない)若者が1000万人いるんですから。
(統計の条件に合わない若者もいるからね)

 ながくなったので、明日へつづく。
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