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としょかんりようりれき

2012年09月28日 | Weblog
 9月 28日

 図書館の利用履歴が民間企業に?

 図書館の管理を企業や団体に委託することを「指定管理者制度」
というらしいんですが、ある市立図書館の運営をCCCが行う。
ってことになって、初めの構想(市長の考え)では、本の貸し出し
カードをCCCのTカードに移行する。ってことだったんですよね。

 これだと、誰がどんな本を借りたのか。っていうのが、
全てCCCに筒抜けになる。
 それじゃ個人情報どころの話じゃないんじゃないの。という
導入反対意見が巻き起こり。ついに市長も方向転換をせまられた。
ということだそうですよ。

 そりゃそうだよね。CCCに貸出履歴を知られるだけでも
問題だと思うんですが、カードの利用規約によると、Tカード
の加盟各社も情報を利用できることになっていますからねぇ。
(今のところ、約90社が加盟しているそうです)

 いろいろな利用履歴などが本人が知らないうちに、あちこちで
使われていますよね。
 クレジットカードやキャッシュカードは当たり前ですが、
各社が発行しているポイントカードなども利用者履歴として
企業活動に情報提供されていますもの。

 「いつのまにかポイントが貯まるから、助かるわぁ。」
って、コンビニや本屋・DVDレンタル屋さんなどで使って
いる人が多くなっていますよね。
 アタイもいくつかポイントカードを使っていますが、そうすると
いつどこでなにをいくつ買った。ってことをチョコッとの利益
(ポイント)と交換で、企業に渡している。ってことになります。
 そうすると、その人の消費行動や結果的には家族構成(人数や
年齢構成などなど)や思想信条、そして病気履歴まで分かって
しまうことも おうおうにして あるんですよね。

 ネットでもそうだよね。最近は調べたことに関連することや
ネットショッピングで購入した品物の類似商品などがバナー
広告などで画面に表れるし、メールで商品一覧が送られて
くるもの。

 確かに図書館運営を企業に委託すれば効率もサービスもアップ
します。 設備も新しくなるし、開館時間も伸びるしね。
 (ただし注意しないと本の種類が企業寄りになってしまう。
また、利益にならないと判断したときには利用者や行政のことは
無視して撤退してしまう。というような弊害も出ますよね)

 あまりに反対意見が多くなったので、普通の貸し出しカードと
Tカードを選択できるようにしたり、貸し出し履歴はCCCに
提供しないことになったんだそうです。

 企業に委託ではなくって、せめて第3セクターぐらいにして
おいてもらいたいものです。
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