katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

kameyaさんの出張教室

2023-05-28 01:36:06 | 出張教室

今日はkameyaさんの出張教室。本日は3人。まずは久しぶりのラパンさんから。そうね結論から言うと、大作に手を付けた時に、間が開くと、ここでも良い事と悪い事は背中合わせだから、もし良い事の目が出るのなら、久しぶりに出来る・・・とやる気になる。そうまた気の話なのね。

所がもし悪い事の方が出ると、勢いに乗れなかった分、果てしなさを必要以上に感じてしまい、進まない事が終わらない気持ちになり、やる気を失って行くものなのね。しかも、もし身の回りに比較対象なんて事があったとしたら・・・これはさらなる上乗せにもなるかも知れないのね。

その悪い方が出てしまって、終わる気がしないから、小さくしたい・・・って事になり、一瞬その方向にも成りかけたのね。ただそこは止めようが無いのね。そもそも本人が趣味なのに無理強いした所で、長く続くはずは無いし、何しろ大変なのは俺が一番判っているのだからね。

ただ、もし単なる気持ちが折れかけているだけで、単なる弱音だとしたら・・・そんな事で小さくしたり、作るのを辞めたとしたら?それでも後悔しなければ、それも良いと思うのね。でももしやっぱり・・・って言ったって、切って小さくしたら、下地は元には戻らないのね・・・。

それが最初は弱気だったが、数枚張り出すと、気持ちが戻ったようで・・・慌てずにその内に終わる位に考えていたら、1回分毎回終わって行くのね。ひとまず最悪な状況では無くなったようで何よりなのね。それでは棟梁とおかみさんをいっぺんに・・・。

先日デイ・サービスサンプルのフクロウの印鑑立て。ちなみに左が棟梁で、右がおかみさんなのね。特徴としては、棟梁は濃い味付けで、おかみさんは薄味なのね。では棟梁から説明すると、濃い味付けに持って来て、肩辺りまで茶を入れている事で、全体的に締まった感じがするから、右足が

あったとしたら、よっこいしょ・・・って出て来そうなのね。逆におかみさんは薄味で、お腹部分全てが薄く、肩が無く見えるから、かなり太っちょに見えるから、同じように右足があったとしても、あれっ、あれっ・・・出られないぃぃってお茶目にも見えるのね。

それとパーツにしても、棟梁は大き目で、逆におかみさんは小さいのね。こうして比較すると、アドバイスは常に逆になるのね。例えば棟梁には、メリハリと言うのなら、茶色で大き目って色も形もハッキリしているから、逆に薄い部分を小さめにすると、メリハリが付くと思うのね。

って事は逆に、おかみさんは小さく同じような大きさのパーツに見えるから、パンチのある色か?もしくは、大きさに変化を持たせると、良いんじゃ無いかな?って感じになるのね。ってこんな事を入れると、CMじゃ無いけれど、早く言ってよぉぉって思うだろうが、お手軽作品は楽しまないとね。

そしてこれこそが、大作と違ってノープレッシャーなんだから、ある意味失敗しても所詮小物作品なんだから、普段慎重に成りがちの大作では無いのだから、失敗も辞さない・・・なんて気持ちを持つ必要は無いのね。でももしがあったとしたら?あれこれ考えるだろうね。そしたら進まないのね。

でも、2人共に実力者だから、この程度の作品でつまづく事は無いのね。だから勉強も出来るけれど、楽しめる作品でもあるし、その実力をふんだんに使えるんだけれど、腕はあっても、どう見せたいのか?って言うのを考えないとならないのね。例えば可愛いフクロウって可愛いって表現したとする。

じゃどうすれば可愛くなる?例えばそれを色で・・・と言うのなら、ピンクとか、オレンジ、黄色なんて可愛いと思うのね。それを同じ可愛いとしても、水色とか黄緑なんて言うと、男の子っぽい可愛いにも見えるかも知れないし、ボーイッシュな女の子にも見えるかも知れないし・・・。

それを色では無くて形で表現するのなら、例えば目をわざとずらす事で、焦点を合わせなくする事で、すっとんきょうとか、お茶目とか、おとぼけ的にも見えるだろうし、斜めにすると、首をかしげているようにも見えるのね。他には正面を向くからお腹になるけれど、半身にすれば振り向いた事に

見えるかも知れないし・・・色々と考えられるのね。こんな事を考えて、その通りに切れる腕があるから、完成度が高くなるんだけれど、もし逆に構想として立派であっても、その通りに切れなければ、完成度は低くなるのね。タイルが思うように切れるって言うのは、完成度と比例なのね。

いずれにしても、2人にはほぼ口出し無用なのね。だってこの完成度ならもう十分なのね。そんな後は、大理石の看板。材料が届いていよいよ本気でやろう・・・って気になったのね。


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