乃木坂46の生田絵梨花が年内での卒業を発表しました。すでにミュージカル女優としての地位を確立している生田ですから卒業は時間の問題と思われていましたが、松村沙友理、高山一実の年長組の卒業を待ってからの発表となりました。本人のコメントにもありますが乃木坂46の年少組だった生田が松村、高山の卒業で年長になってしまいました。あまり遅くならずに良いタイミングでということでしょう。
生田は乃木坂の看板を失っても、その地位は安定しているので卒業後に不安はないことでしょう。しかも今の乃木坂OGは西野七瀬、白石麻衣、深川麻衣、若月佑美、堀未央奈などが女優として活躍もしています。生駒里奈や高山一実もバラエティで切れ目なく出続けていますし、ますますOG組もパワーアップしそうです。
残される乃木坂46は白石の卒業とともにすでに3期生、4期生中心の体制に移行しています。残っている1期生、2期生も数少なくなりました。1期生の主要メンバーは齋藤飛鳥と秋元真夏くらいです。斎藤はまだ若いですが、秋元は年齢的にはとっくに卒業しても良い頃です。ただキャプテンを誰かに託していくことになるとキャプテン適性がありそうな目ぼしい候補がいません。今の乃木坂の体制なら次はもう3期生にキャプテンを任せることになりそうですから、梅澤美波か久保史緒里かというところでしょうか。
とは言え秋元の「発信力」が失われたらどうなるのかが不安です。知名度が高いメンバーが次々に卒業していき、発信力オバケの指原莉乃がひとりで支えていた末期のAKB48を思いだしてしまいます。指原の卒業とともにAKB48は終わったも同然になりました。乃木坂46も11年目です。アイドルグループとしては十分長寿の部類に入りますが、女性アイドルグループ自体がブームを終えようとしています。生田の卒業でますますこれから先の展開が苦しいところです。