テニスサークルに新人が入ってくる季節です。例年一番新人が多いのは春、特に5~6月頃で、やはり4月に環境が変わって新しくテニスサークルを探す節目の季節だからだと思いますが、次に多いのが秋ということになります。スポーツの秋というのは昔も今も変わりません。
以前にも書きましたが、テニスサークルにとって何より大事なのはコートとメンバーです。幹事の仕事は何といってもこの2つの確保に尽きます。実際の現場の運営も大事ではありますが、定期的に便利な時間・場所のコートをおさえることと、ちょうど良いレベルのメンバーを集めることができていれば、よほど幹事の人格が破綻さえしていなければ何とかなるものです。
コート確保にもノウハウは必要ですが、メンバー集めはもっと難題です。テニスができれば誰でも良いというわけではなく、やはりある程度テニスのレベル、方向性、年齢や社会的な階層などを合わせつつ、かと言って均質化し過ぎても良くないので多様性も維持したいところです。なぜ多様性が必要かというと、そうじゃないと持続性が低くなるからです。ある程度、いろいろな人がいる集団の方が長く続くというのも僕の経験則から導き出されています。
サークルに新人が入ってくる経緯は大きくふたつあって、ひとつはメンバーの紹介、もうひとつはネット経由です。紹介の方が安心ですしレベルを合わせることも容易ですが、ネットから参加申し込みをしてくる人の方がより多様性に富んでいます。以前は紹介とネットが半々くらいでしたが、最近はネットが減ってしまって7:3くらいで紹介の方が多いです。もう少しネット経由で参加申し込みがあると良いなと思いつつ、ちょっと自分がサボっているところもあるので改めて頑張らないといけません。