我が家の近くではサクラの盛りも過ぎ、散り始めました。今まではサクラを見るために上ばかりを見上げていたのですが、ちょうどその頃、足元ではいろいろななスミレたちが楚々と咲いています。
「山路来てなにやらゆかしすみれ草」芭蕉。芭蕉は樹上に咲くサクラだけでなく、足元のスミレにも目を向けていることは流石です。
日本は世界でも屈指のスミレの種類が多い国だそうです。しかし、スミレはいずれもよく似た形や色のものが多く、また、同じ種でも変異があり、区別するのはなかなか困難です。今回は私の住んでいる周辺で見かけたスミレたちの写真です。一部は山野草店で購入したものもあります。
タチツボスミレ。木の根元で咲いている状態。
タチツボスミレ。正面。
タチツボスミレ。側面。
タチツボスミレ。葉。
オトメスミレ。タチツボスミレの白花で距が赤みを帯びるもの。
ニオイタチツボスミレ。華やかな花で香りがある。
ニオイタチツボスミレ。葉。
ツボスミレ。別名ニョイスミレ。湿地に多い。
ツボスミレ「ニョイスミレ」。正面。
ツボスミレ「ニョイスミレ」。側面。
ツボスミレ「ニョイスミレ」。葉。
アギスミレ。ツボスミレの変種。葉がブーメラン型になったもの。
ムラサキコマノツメ。ツボスミレの色違い。花に赤紫の色がついている。変種のミヤマツボスミレとの区別は困難。
スミレ。
スミレ。正面。
スミレ。側面。
スミレ。葉。葉の柄に翼がある。
ノジスミレ。
ノジスミレ。正面。
ノジスミレ。側面。
ノジスミレ。葉、全体に短い毛がはえている。
アリアケスミレ。群生。
アリアケスミレ。正面。白地に紫の縞が目立つ。
アリアケスミレ。側面。
アリアケスミレ。葉。
アカネスミレ。
アカネスミレ。距、ガクなどに毛がある。
ヒメスミレ。スミレに似て小型。
ヒメスミレ。正面。
ヒメスミレ。側面。
タカオスミレ。
タカオスミレ。葉が黒褐色。
ツクシスミレ。正面。唇弁が小さい。
ツクシスミレ。葉。縁に荒い鋸歯がある。
マルバスミレ。
マルバスミレ。正面。
マルバスミレ。側面。
マルバスミレ。葉が丸い。
エイザンスミレ。
エイザンスミレ。葉が5裂し、それが細かく分かれる。
ビオラ ソロリア ‘パピリオナケア’。ヨーロッパ原産のスミレ。
ビオラ ソロリア ‘パピリオナケア’ 。正面。
ビオラ ソロリア ‘パピリオナケア’ 。葉。
ビオラ。日本で一般にトリコロルといわれている。本来の原種のビオラ トリコロルは別物という。
スミレの名の元になったという大工道具の墨壺(墨入れ)。墨入れがスミレになったという。形がスミレの距の部分に似ている。
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