3月議会では2010年度予算案も審議しました。
国民健康保険への繰り入れを減らしたり、介護保険のサービスが思ったほど使われずお金が余ってるのに保険料値下げや利用率アップへの策を打たないなど、町の福祉に対する姿勢に許しがたいものがあり、反対しました。
審議の中で、“無駄を省く”という点でいろいろ提案しました。
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春木川ウォーキングロードの舗装 844万円
本会議で、日本共産党の同僚、中川まさお議員が質疑。
800万円以上計上された整備費には、舗装や案内板以外に、照明2基も含まれていることが明らかになりました。
照明が必要なのかとの中川議員の問いかけに、川瀬町長は「ウォーキングは日中にしないと効果がない」と答弁。それならと、中川議員は「照明はもっと必要な場所につけた方が良いのでは」と提案。町長は「もっともだ」と応じました。
いこまい館のひさし115万円
ひさしがない南側通用口に、新たにひさし取り付け。トレーニングジムの南側のと同じタイプを付けるものとして見積もったらこの額に。
委員会で私は、「もっと安く良い方法も検討した上で予算を組むべきだったのでは」と質疑。担当者は「安かろう悪かろう、ではいけない」と応じましたが、そんなことは分かってます。「同じもの」という発想から出発するのがいけないのです。
他の議員も「安い物をつければ、東郷町が節約に努めている姿勢を住民に見てもらえる」と同調してくれました。
当局は検討を約束しました。
第5次総合計画の印刷製本費
私が「単価が高いのでは?」、と質疑したら町長は「製本より中身が大事」と応じてくれました。
更に総務委員会では、中川議員が「募集した絵画などをカラーで掲載したいという提案だが、全戸に配布する普及版ならまだしも、数百部しか作らない文書に絵画など載せるための豪華なカラーページが必要か?」と問いかけたら、担当者は「検討する」と答弁しました。
年中行事と化した議員研修は中止を
東郷町が他の市とお金を出し合って運営している一部事務組合の議会が、毎年、合同で研修旅行に行っています。
詳しくは、「日東衛生組合議会で『3組合合同研修』の不合理を指摘(日本共産党の比嘉議員)」、「尾三消防組合議会で日本共産党の坂林議員が視察研修のあり方に異議申し立て」など。
消防組合の議員が、消防施設の見学に行くついでに、ごみ処理施設やし尿処理施設の見学に行くのです。東郷町は、消防組合の議員がごみ処理の研究をするためにお金を出しているわけではありません。
3組合で連れ立って行く、ということが出発点になっていて、それぞれの一部事務組合にとっての問題意識に沿って視察に行くという、本来あるべき趣旨から逸脱しています。
こうしたものも削っていくのが、住民目線というものです。
なお、日東衛生組合と尾三消防組合では、日本共産党は新年度の当初予算案に、3組合合同研修などを理由に、反対しました。(尾三衛生組合には日本共産党の議席はありません)
一部事務組合の議員の報酬、管理者などの給与、いらない
という問題提起をしました。一部事務組合の議員は、構成している自治体の議員しかなれず、自治体の議員としての職務の一部だからです。管理者も同様です。
議長会の付き合い、やめれば?
長久手町が市になる準備をしているそうです。「長久手市」ができれば愛知郡は東郷町だけになり、郡議長会というのも必要なくなります。なのに、議会費から郡議長会に出すお金は昨年度と同額計上。
これについて質疑したら、総務部長が答弁に立ってくれました。「減らせという意見がなかったから」ということで昨年度と同じだけ計上したそうです。
総務部長には減らすという考え方がなかったようです。また総務部長が聞いた範囲では減らせという人がいなかったようです。
総務部長には無体とも思える質疑でしたが、やった甲斐があります。今度からはどんどん見直してくださいね。