書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

河原田盛美 『沖縄物産志 附・清国輸出日本水産図説』

2015年04月23日 | 地域研究
 出版社による紹介

 明治初めにおける沖縄の物産(とくに水産物)および人文史料。『物産志』は明治十七年成立。齊藤郁子「河原田盛美の琉球研究」(『沖縄文化研究』35、2009/3。143-170頁)によれば、著者が明治八年から年にかけての在琉中に内務省出張所所長心得として行った建議は大久保政権の沖縄政策に一定の影響を与えたらしい。

(平凡社 2015年3月)