書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

洪良倩 「日中儒学における二つの字義解釈 : 伊藤仁斎と戴東原」

2018年06月16日 | 地域研究
 『待兼山論叢日本学篇』 29、1995年掲載、同誌17-30頁

 余英時「戴東原与伊藤仁斎」が本文中で先行研究として言及されない。論文末尾に置かれた注で「ここ〔引用者註・当論文の意〕では踏まえられなかった」として書誌データのみ挙げてあるが、踏まえなくても良い内容だったということだろうか? それとも、踏まえなければならないのに踏まえなかったという意味だろうか。