2018年3月19日「
ウィキペディア「営造法式」項を読んで」より続き。
元以降の北京城のとりわけ故宮の歴史に関して翻訳を含む調べ物をしたときに、建築過程における技術や工程のモノやコトで、それはなにかは一応解るが具体的にどんなものだったかがよく分からない事物がいくつかあり、作業を進めながら気色が悪く、あとに尻のこそばゆさが残った。それを解消したい。
ここに該分野の基本的な術語(中国語のおよび対応する日本語の)が載っている。
当時、竹島氏のこの本を知っていれば、労力を節約できただろう。日本語訳でどこまで原語を使えるか、説明するならどんな日本の用語を当てるか等、同分野の日本語の模範として学べた筈。
2018年3月25日追記。
あとがきで竹島氏は逆のことを書いておられる。逆というのは、この著では、中国の建築を、日本(語)の建築の術語(すなわち概念)で、説明しようとしたと。どちらから迫るにせよ、その鬩ぎ合いが結果として同じ潮目に重なった。
(中央公論美術出版 1970年4月)