出版社による紹介。
アリストテレスの『詩学』における悲劇の定義と理解を、「自分の思想体系における“悲劇とはかくある(べき)もの”という見方に引き寄せすぎている(Aristotlean)」と批評・批判している。その一方で、“ギリシア悲劇”について、とどのつまり古代ギリシアで悲劇と呼ばれていたものが悲劇であるとしか言いようがないという見解が提出される。定義ができない、内包が析出できないということである。
(Cambridge Univ. Press, Aug. 2010.)
アリストテレスの『詩学』における悲劇の定義と理解を、「自分の思想体系における“悲劇とはかくある(べき)もの”という見方に引き寄せすぎている(Aristotlean)」と批評・批判している。その一方で、“ギリシア悲劇”について、とどのつまり古代ギリシアで悲劇と呼ばれていたものが悲劇であるとしか言いようがないという見解が提出される。定義ができない、内包が析出できないということである。
(Cambridge Univ. Press, Aug. 2010.)