しつこく8620ボックス動輪径問題

2023-12-27 | 鉄道模型

出来るだけ正確に画像から読もうと頑張った結果の報告です。
48633は

ホイールベース2286mmのところが99mm、第3動輪半径33mm、第2動輪半径34mm(両
者の直径の平均値が67mm)2286÷99×67=1547.090909

軸の中心が判然としないときは軸と輪芯部の境界線から中心の位置を判断しています。

第三動輪も、第二動輪も0.5mmずつずれていて99mmと見ました。

58683(普通のスポーク動輪1600mm・・・・ただしタイヤが減っているもの)

これは 林 嶢 (はやしたかし)さんの品川での写真で第二動輪と第三動輪の中心がカメラ正面になっている理想的な角度です。 ただし、ホイールベースの数字は最大になるが、動輪直径は僅かに横に逸れて小さい数字になるかもしれません。


ホイールベース2286mmを100mm、第2動輪67mm
2286÷100×67=1531.62
と計算されます。

48633(ボックスでタイヤは厚め)1547.090909mm

58683(スポークでタイヤは薄め)1531.62mm

1520mm径であるという根拠はタイヤが既存直径が無いと小数機は成り立たないだろうと
いうことだと思います。 それは実物は輪芯に合わせて個別にタイヤを挽く、それも直ぐに焼き嵌める時点で挽くと思うので一段小さな1520mmに合わせなきゃならない事はなさそうだと感じます。

ボックス動輪はタイヤ直径1580とか1560ならありうるが、1520は無さそうだと言える計測結果です。

むしろ同じ1600mmであると判定しても良さそうな測定結果です。

いつも先ず計測をする、また計測方法の発案も鋭い五反田工房の宮代工房長は、常にホイールベースと輪芯直径を測っているとのこと。 しかし安定した計算結果は得られないと言っています。(8620形用ボックス動輪は直径の問題で何十年に亘って論争が続いているからの様です)

ブラスト音が少しずつずれるという報告が気になるところですが・・・
イモンとしての判定は「同じ動輪径」だったと考えます。

しつこい研究ですが、イモンは異常に忙しいです。 過去に例がない忙しさです。 明後日、医者と16:00からの宴会だけで会社に行かない珍しい日があります。

さて。

C58はボックス動輪の形状が随分違っていたので何か写真が無いかな?と調べてみたらこんな写真が出てきました。

豊肥本線にC58が走った時。 〔豊の国号〕が走った1981年大分駅です。

全然違うデザインのボックス動輪・・・と思っていましたが、よく見ると意外に似ています・・・穴の大小具合がさが小さいだけです。 C57やC55同様途中からドームの前端に傾斜がつくようになっていった可能性はあります。

12系を逆向きで牽引中。(PENTAX6✖️7 150mmF2.8)

第二動輪が第三動輪側に寄っていることがよくわかる写真です。

ごく初期に山口線で使われていた機関車はC571もそうですが、動輪のタイヤを磨き出していました。

現役時代ではお召列車牽引機にはそうすることがありましたが、およそ2日間保つだけで直ぐに錆色になってしまうので、その磨き出しは当初の数年間だけで、それ以降は普通に黒塗装していました。