組立は林工房です。 北星ワークスの箱はギリギリの大きさです。
使えるスタイルの箱だから使いたいという気持ちはあります。
プチプチは箱に対して適正なサイズに縦横を切り取り、紙はかつて稲門鉄研の本多さんのアイデアを真似たスタイルで切り抜きました。
前後の押さえはこんな時必ずイモンがやる方法でプチプチを仕上げして裏から貼っています。
インレタは省略スタイルでいきます。
組立の出来から言ってそれがやっとです。
17はキハ17用の2連数字です。
キハ22 17は 旭アサ なのでインレタの楽をするために選びました。
インレタしていきます。
おやっ・・・・椅子が付いています。
それもバラバラの向きに低すぎる位置に。
写真を撮るのも忘れてすぐに引きちぎりました。
IMONの椅子はお客様が取り付けで苦労しないように「足切り」して制作しています。
様々な製品や作品に取り付けようとした場合、足切りしないで済むようにしてあります。
椅子が高いのはアウト、低いのは調整してピッタリの位置に持って来れるからです。
逆に、何に付けてもドンピシャの高さにくる椅子はあり得ません。
そういう意味で1/80世界は良い椅子あるのでしょうか?
椅子取付板です。
オロ36と共用です。(も、もしやサロ85もかな?)
干渉しないで兼用できる車種を見つけたわけです。
キハ58、153系、80系300番台などを想定しています・・・シートピッチは1470mmです。
同じシートピッチにナハ10やスハ43がありますが、椅子の形が違うので違う椅子取付板を使い、取付方法も違います。
EC、DC用は2人掛けを多く使う局面(113系など)があるので2種類の成型品ですが、
PCは片側両端に違う種類の2人掛けを一つづつなので成型は4人掛け一種類、両端はホワイトメタルです。
ケチりました。
今にして思えばホワイトメタルは塗装する必要がありますので、成型にするべきでした。
右、左、4人掛け2個とかで金型を掘るのです。
シートピッチ1455mmのオハ35系は枕がないし肘掛けの形状が違うのですが車端の肘掛けが無かったかもしれませんので2人掛け一種類で済むので成型にしたかもしれません。 かもしれないばかりですね。
黒染を簡便にやっています。 黒メッキにすればよかった。
また、穴は0.5mm小さくすればよかった。
そこは椅子を貼る時に「上、右に寄せて貼る」という工夫でなんとかできますが残念。
この椅子取付板はIMON製品には使っていません。 モデラーが使うために制作しました。
IMON製品の PC、DC、EC の構造は五反田工房製、南品川工房製を問わず “フェロー・スイス” の構造が使われています。
圧倒的に優れた構造で他の方法とは比較になりません。
インテリアとパネルライトが下回りに含まれる構造です。
椅子は平面の一枚の取付板に並べますので完璧に整列します。
この構造は宮代が考えたのか、ブライテンモーザーさんが考えたのか?
その後改良が行われて現在に至ります。
取り外した椅子と売っているIMON椅子は色が違う!
このEC、DC椅子だけ濃い青の椅子がありますがナハ10椅子ができた時に色を変えたのです。
椅子の色は
① 明度を上げて
② 彩度を落とす
長年の経験から鉄則と思っています。
半分、車体半分貼りました。
椅子取付板は絶対に必要です。 椅子が整列してくれるからです。
モデラー用の椅子取付板は二つ三つの椅子がつくだけですが、これだからアングルを乗り越えて的確な位置、高さに置けるのです。
ゴム系を使って目で見ながら整えるのです。 しつこくしつこく。
平面上に並んでいるIMON製品が100点なら85点位まで肉薄できます。
本日はここまでです。