東ドイツの6788列車ほぼ仕上がる

2023-12-01 | 国鉄時代

こんな事に時間を使うのもどうかな・・・と思いますが・・・・

・・・・時間を使うのが悔しいです。

こんな製品が出ちゃうことが「どうかしてる」感じがしますが、欲しがる人は居ないんじゃないかなと心配もします。

東ドイツ標準軌の現役最後の蒸汽機関車セットです。

蒸汽機関車 50 3670−2 です。 イモンの流儀でラベルを作っています。 元箱なんかはとても使えませんから。

エッチング板は機関車に貼るものですが、余ったからここに貼られています。

1988年6月11〜12日、このお別れマークをつけて現役最後の蒸機が走ったのです。

「Ende des Dampflok」

箱を作らなくてはなりません。 IMONが発売しているモルトそのままではうまく収納できませんのであらゆる手作り必要です。

IMON車体幅調整用モルト各種です。

編成箱の内箱の底に敷いてあるモルト各種です。

左から5mm,5mm,5mm.5mm,3mm,2mm,2mm

2mmのモルトは

334-100-777-179 です。
今回箱は「日本形貨車」用の箱です。

底に敷いてあるのは厚さ5mmのモルトです。

外箱の断面は客車と共通ですが、日本の貨車の車体幅が小さい分2mm厚い 5mmを使っています。

同じHOでも外国形の貨車は客車より幅が広いので2mmを使います。

日本では貨車は幅が狭い。

欧州では貨車は幅が広い。

思想の違いを反映しているのでしょうけれど何があったのでしょうか。

車体幅調整用モルトは旅客車用なので縦寸法は53mmです。

貨車用箱の縦寸法は48mmです。

この微妙な縦寸法はIMONのIPシリーズ貨車に使われている車体の形に打ち抜かれたモルトの寸法です。

だから5mm切り落として使うのです。

それにしても、最近気がついたわけですが、客車用内箱の内側横「幅」がIPシリーズのモルト幅の2倍ぴったりという奇蹟!

客車貨車の妻面を押さえるのが横方向のモルトですが、バッファーがあると14mm程度の厚みが欲しいです。

欧州の客車にはバッファーがありますが、幌がバッファーとツライチです。

貨車は車体幅が広いので厚さ8mmのモルトではバッファーに届かないということかもしれません。

7両ある砂運車は

左厚さ16mm、幅14mm。

右厚さ14mm、幅16mm。

縦に二つ重ねるか横に二つ並べるかの違いだけです。

入れてみました。 一番下の砂運車(此処では積荷が砂ですが、木材を積む機能が大事な貨車と感じます)の右に予備パーツが置いてあります。

IMON箱に入れてあるので秒単位でスルリと出せます。

箱に貼ったエッチング板は実は後方向きに貼るのが正しいかもしれません。 でも残された写真ではそれを確認できるものはありませんでした。

これが「東独のD51241」です。 日本の蒸機最終列車6788レには飾りつけは無かったですが、東独は看板付でした。

最近、誰かに「ゼロイチは二百何十両造られた」と言ったら「随分多数ですね」と返されました。

しかし、日本の旅客機はC51がおよそ270両、C53が97両、C55が62両、C57が200両、C59が200両弱というところと比較すると同じようなレベルだというのが本当のところです。

(ゼロイチはC53より1年早いデビューです)

それに対して半流から戦時形までD51は1151両に対してドイツの50〜51(準戦時)〜52(戦時形)は総数不明で10000両以上、大きな44形も42形も数千両ずつだと聞けば貨物機は「10倍!」です。

日本は内航(船)が大きいと言われているようですが、貨車が大きいことは鉄道貨物の存在感の大きさが影響しているのかもしれません。

パーツを取り分けておくケースの選定はまだ実行できていません。

時間が経つと採用しようとしている“B”と“D”もどうやって頼むのかわからなくなりそうで怖いです。

「×」が付いているのは開閉時に力が必要で、中身を飛び散らせる危険があるので全くダメです。

時間がないという点でとんでもないピンチです。