C11325の特殊性

2023-01-31 | 鉄道模型

今日も忙しくて碌な事ができない1日でした。 でも皆様のおかげで今があるので皆様に感謝です。

さてIMONのC11最後の一両が C11 325 です。 撮影された方も多いのではないでしょうか。

この機関車、現役時代は典型的な「戦時形のC11」でした。

裾がなくボイラーから直接真っ直ぐの煙突+カマボコドーム →その姿から大宮工場での動態化復元工事を経る間に普通のC11に見えるように改装されました。

煙突;  普通はツーピースですがワンピースです。(これはC11の中で唯一と思います・・・多分完全な新規製作=模型は負担大)

ドーム; スチームドーム、サンドドームとも上辺が丸く膨らんだ形です。 形状の違いを見比べてください。 このドームも動態化の時に新しく吹いたのかと思いましたが、もしかすると昭和21年の日車製C11最後の一群には時折見られるものかもしれません。 戦時形になる前のC11のように見えるドームも存在します。 時にはカマボコもあります。 新規に大宮工場で吹いたか?最末期の丸いドームがどこかに残っていたのか?

煙突とドーム、模型では325号機のためにロストワックスパーツを作りました。

普通のC11代表として此処に並べたのは C11 227 です。 標津線時代です。

そのC11227は標準的なC11のデフが付いています。 C11は日本の蒸汽機関車が除煙板(デフレクター)を最初から装備したハシリの頃の蒸機です。 C11とC54です。 どちらも異様に低いデフレクターが印象的な機関車です。

一方、C11325のデフレクターを見てください。 背が高いです。 C11325が落成したのは昭和21年、 同じ21年落成のC11315は戦時形デフですが、C11325辺の機番から後(ラストナンバーC11381)には戦時形デフは見られず、時折C11325の様な背が高いデフが見られます。

眠くて乱筆乱文スミマセン。

EF65−500の台車枠軸受用のスペーサー、長さ1.9mmが揃いました。 もう4時過ぎました。