哈密速報

2010-01-25 | 海外蒸機
3泊4日(1泊4日とも言うかもしれません)で新疆ウイグル自治区、天山山脈の麓、露天掘の哈密(三道嶺)撮影に行ってきました。

天候に恵まれ撮影はいつになく快調!余りにも具合がよいので何かあると思ったら、帰りの哈密站で財布をすられてしまいました。

人生初体験です。(そういう意味では貴重な体験でした)

中国他地域では余り無い事のようですが、新疆ウイグル自治区では結構有るようです。
(漢族の言うことですが・・・)
中国は日本の数十倍という激しい格差社会です。めざましい発展の最中にある中国で置いてけぼりを食いそうなウイグル族社会を実見した後でもあるので「ウイグル族なのかなァ」と考えてしまいます。

中国で何十回の撮影経験が有る方でも哈密方面は新しい外国へ来た緊張感で撮影・旅行する必要があります。


朝の西站の多数の建設型蒸機による喧噪、バックに天山山脈の東端である博格(ボゴダ)達峰(最高峰5445m)が聳えます。
天山山脈は複数の山脈を合わせた総称です。最高峰は遙か西方中国とキルギスの国境にあるポベーダ山(7439m)です。


満鉄ミカイの直系子孫「建設型」が入念に手入されながら「猛烈な」使われ方をしています。


僅かな上游型と多数の建設型、「蒸機の砦」だった哈密の炭鉱地帯ですが我々が滞在した2日目の早朝、南站に真新しい東風8B型DL2台が到着していました。
エンジンが掛かっていましたがすぐに火を落としました。
新品を買ったのだそうです。
その後東站で遠くで走行するDLのエンジン音を聞きました。 (・・・試運転か?)
この後、2月に2台が到着して4台体制となり国鉄柳樹泉站~専用線南站は真っ先にDL化されてしまうでしょう。
春節(2/13)前は大丈夫かもしれませんが、春節後は危ない感じがします。


哈密站で烏魯木斉方面行きK9781列車の改札を待つ人民

この写真撮影後、待合室に入り、行列が動いたのを見て行列に加わったのでこの中にはスリは写っていないと思います。


スリ被害者

公安(警察)室に連れて行かれ、被害聞き取り中です。
警察官(複数)が席を外した瞬間にガイド(陳さん)に撮影させました。
ちょっと不謹慎ですが、将来に亘って油断を戒める為に記録したモノです。

財布は悔しいですが、成果物は「お腹一杯!」で、旅行全体は大成功だったと感じています。

少し時間を頂いてから「白銀・南票」のように日記風にご報告致します。