ラグビーも終戦

2010-01-03 | ラグビー
悔しいことに一日遅れの話題ですが、その浮沈に冷静でいられない慶應義塾大学蹴球部、慶大ラグビーの1年は1月2日で終わってしまいました。


12月27日 2回戦法政戦は秩父宮へ応援に行きました。


さして大柄ではない法政が相手でも慶應は明らかに小さいです。




この2回戦は際どく勝ちましたが、同日第二試合で怖いモノを見ることになります。


早稲田-帝京 「わからない」と口では言いながら「九分通り早稲田」と思った試合だったのが、途中から早稲田がボロボロになるという学生相手には見た事がない試合になっていきました。
後半の後半には90%早稲田ファンで埋まったスタンドが静まりかえってしまいました。


リザーブ全員投入しているのが判ります。


バックスタンドに一礼して帝京側スタンドに礼をしに向う早稲田フィフティーン。
ペナルティーキックで大きなミスをして(それが疲れによると判断されたのか)途中交代した司令塔SO山中が泣き崩れて居ます。

巨人が常勝を求められ・・・という程度とは次元が違うくらい常勝を求められている事を実感しました。


早稲田敗れて雀有り。
観客がこぼしたスナックを求めて雀の大群がスタンドに押し寄せます。


裏口から帰る大観衆。
帝京大学の悪い外人「ティモシーボンド」194cm、良い外人「ヘンドリックツイ」(どちらもニュージーランドから来た留学生)の威力をまざまざと見せつけられ、しかも目標である早稲田を粉砕されて慶應義塾も意気上がらない事おびただしい状況です。

今年の大学選手権決勝は二人ずつの外人を揃えた学校同士(つまり帝京-東海)になるという情景が目に浮かぶばかりです。


1月2日、マイケルリーチを擁する東海大との試合、私は自宅に縛り付けになる日です。

東海大19-14慶應義塾 (NHKの画面)
やはり負けてしまいました。
売り物の大型センター増田を欠き、SH,SO,フッカーを失っては層の薄い慶應はどうしようもない「仕方がない」と諦めるしかありません。


(TVKの画面)

今年は慶應にとっては終わってしまいましたが、大学全体に於いても慶應だけでなく、早稲田、明治、もっと広くいえば日体大、法政、同志社などの伝統校がこれから浮かび上がれるのだろうかと心配になるような大きな変化が大学ラグビー界に押し寄せているかもしれません。

気楽に予想する決勝の予想は

帝京30-15東海

です。
帝京に勝てるのはけが人が居ないという仮定での慶應・早稲田だけでしょう。
(関東学院もよく闘いました。あの勝負が違った結果になっていたら他も・・・)