魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

フグ類2種

2013年10月11日 22時45分16秒 | 魚介類採集(海水)

 
今回の宮崎釣行では、2種のフグの姿を見ることが出来ました。今回の釣行で一番数が多かったフグは、このキタマクラです。

キタマクラは南日本太平洋岸、黒潮が当たる場所でよくみられる種類です。口が小さく、垂らしてあるハリから、餌を盗るのがとても上手な魚なのですが、今回は何べんも、陸に揚げられたのでした。上の個体は、私が釣り上げた個体。

 
 
この子は雄でしょうか。眼の周り、口から鰓の付近にかけ、青い斑紋が入り、よくよく見たら美しいものです。そして眼が大きくて、意外とかわいいのです。キタマクラは餌とりの、迷惑な存在とも言われますが、下手な釣り人の竿を揺らしてくれる、楽しい存在、かもしれません。ただ皮膚などに毒があるので触ったら手を洗いましょう。
 
 
今回はもう1種、フグの仲間を釣ることが出来ました。
 
 
サザナミフグは、何度も手網ですくったことはあるのですが、釣れたのははじめてです。同行していただいたあららさんは、全く同じ場所で数日前にこの魚を釣ったことがあるそうで、ブログを見ますと、確かにその個体にそっくりです。沿岸から内湾にみられ、さらに汽水域にも出現する種類です。
 
 
 
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ナミフエダイ

2013年10月10日 19時49分33秒 | 魚介類採集(海水)

前回の記事の続き。前回は、キチヌが初めて釣れたところで終わりましたが、その後はあちこち釣り場を変えながら釣りをしました。この日は天気が不安定で、いい天気だ~♪なんて思っていたら突然の豪雨、なんていうこともありました。
 
写真は油津港そば「はんえい」というお店での「ごんぐり唐揚げ」。マグロの胃袋の唐揚げ。私はこれが大好きなのです。

その後は再び釣り。

私はオキアミで粘ります。同行していただいた「あらら」さんは、あちこち探っている感じですが、私は防波堤のコーナーの部分で、小魚狙いに徹するのでした。
 
で、この魚が釣れました!
 
 
ナミフエダイです。
フエダイ科の魚で、宮崎でも釣れているのを写真で見せていただいたことがあったのですが、自分で実際に釣るのはもちろん、初めての種類。
フエダイと非常によく似ているのですが、頭部の青いラインがフエダイよりもずっと目立ちます。ただし私はフエダイの写真を新鮮な状態で撮影したことがなく、比較しにくいのです。
 
ちなみに、体側の横帯は、非常に明瞭で、釣った時にはフエフキダイの仲間か、あるいはオヤビッチャの仲間かと見間違えてしまうくらいでした。
 
オヤビッチャの仲間といえば、こんなのも・・・。
 
 
ロクセンスズメダイ。結構鱗がはがれてしまっていましたが、何とかリリースできました。無事だといいけどな・・・。
 
続きます。
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キチヌ

2013年10月08日 21時15分03秒 | 魚介類採集(海水)

魚類学会、研究発表が終わった翌日日曜日。私は宮崎在住の「あらら」さんとともに、日南海岸に魚釣りに行ってきたのでした^^ 今回釣行では、初魚種が2種もありました。写真は日南市・外之浦の漁港。台風接近前で海にはうねりがあり風も強かったですが、湾内のポイントがメインで楽しみました。

 
 
まず意外な初魚種がキチヌ。串間市での釣果です。2、3週間前に、同じタイ科クロダイ属の種類であるクロダイを初めて釣ったばかりなので、とてもうれしいものでした。
 
 
こちらが静岡で釣れたクロダイです。クロダイとキチヌは、よく似ている種類ですが、同定のポイントを押さえれば、それほど見分けに苦することもないものです。
 
●鰭の色
上がキチヌ、下がクロダイです。
                                     キチヌ
 
                                     クロダイ
 
キチヌは生鮮時、臀鰭と尾鰭が黄色く染まるのに対し、クロダイの大部分は暗色から薄い灰色です。クロダイにも、ごくまれに尾鰭が黄色いのがいますが、その場合は基部付近に黄色域があることが多いです。
 
●鱗
やはり上が今回のキチヌ。下はクロダイ。
 
                                     キチヌ
 
                                       クロダイ
 
キチヌはやや鱗が大きい印象で、側線上方の背鰭棘条部中央下横列鱗数は通常3.5枚。クロダイですとそれがやや小さ目な印象を受け、側線上方の背鰭棘条部中央下横列鱗数は通常5.5枚と小さいです。臀鰭・尾鰭の色で戸惑うことがありましたら、こちらの形質でこの2種を見分けるのがよいと思います。
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魚類学会準備にて

2013年10月04日 07時23分33秒 | 魚類関係の集まり

 

 
昨日から宮崎滞在中です。朝早く新幹線で掛川~名古屋で乗り換え、小倉で日豊本線に乗り換え、さらに大分でも乗り換えでしたが、夕方4時ごろには、宮崎駅に到着しました。
着いたら、ホテルの近辺で死体遺棄(殺人?)事件があったようで、ビックリです。
 

ホテルにチェックインした後は、大淀川沿いに歩きます。南国の植物が、宮崎にやってきたことを感じさせてくれます。
 
 
宮崎観光ホテルで、いつもお世話になっております、田中先生のポスター掲示のお手伝いを行ったのでした。宮崎市内にある、サンマリーナの魚の紹介。その後はお食事となりました。
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カワムツが・・・

2013年10月02日 20時33分02秒 | 魚介類採集(淡水・汽水)
 
昨日は午前中に用事があったので帰りに川へ寄ってきました。場所はいつもの場所で、ここではオイカワなどが多い場所。
 
しかし今日は・・・
 
カワムツCandidia temminckii (Temminck and Schlegel, 1846)
 
カワムツは西日本の河川に多く生息する種類。関東では移入とされていますが、この河川では在来でしょうか、それとも移入でしょうか。カワムツは上流ではよく見られるようですが、この間の台風による河川の増水で、流れてきたのでしょう。
 
もう一丁。
大きいのから小さいのまで、数多くの個体を見ることができたのですが、
この日は、この場所に多く生息するオイカワがみられませんでした。
さらに下に流れて行ったのでしょうか。
 
 
カワムツ以外にはこんな魚も。ほかはアブラハヤ、シマヨシノボリ、カワヨシノボリ、ボウズハゼでした。ヨシノボリはすべてこの2種類で、5月に大量に遡上してきていた、オオヨシノボリの姿はありませんでした。吸盤で岩に張り付けるので、カワムツのように下に降りてくるようなことはないのでしょう。
 
 
帰りにはこんな虫を捕まえました。タイコウチ。水生カメムシの仲間を採集するのは久しぶりです。
 
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