久しぶりに見た感じがするカエルウオの仲間、ニセカエルウオ。喜界島ではカエルウオの仲間が多数飛び跳ねている様子をイメージする。河川がなくハゼの多様性が少ないからか、浅い海で子供たちと遊んでくれるのはカエルウオの仲間であることが多い。
ニセカエルウオは喜界島ではよく見る種である。主な生息環境は干潮時水が引いた、ごく浅い水深10cmもない場所に多いような気がする。タマギンポとタネギンポはサンゴ礁に開いた大きなタイドプールに多いなど、種により生息場所を若干変えながら繁栄しているようだ。
カエルウオとニセカエルウオは見分けるのが難しい。雌雄に斑紋の違いがあり、雌は体側後半や背鰭、臀鰭に小さな暗色斑が散らばる。ほか背鰭と臀鰭の軟条数に若干の違いがみられる程度で、見分けるのは難しいといえる。しかし大きな雌は体側に赤い斑点が入り、見事である。雄は正中線に皮弁があり、カエルウオとの見分けは困難である。
持ち帰りもできそうだったが、カエルウオの仲間はある程度大きいと配合飼料を食べなくなり、やせて死んでしまうことも多いため、今回はお持ち帰りはせずにリリース。
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