先週高知の海に行ってきました。ここでは周年さまざまな魚がおります。
海の中は早くも夏のようですが、潜ったところ海はまだひんやりしてました。
左:オヤビッチャAbudefduf vaigiensis (Quoy and Gaimard) (スズキ目スズメダイ科)
右:ツノダシZanclus cornutus (Linnaeus) (スズキ目ツノダシ科)
いずれも周年普通にみられます。特にオヤビッチャはこのころからすでに体長3cmくらいのものが出現してます。繁殖してるのは確実でしょう。ツノダシは基本的に複数の群れで行動、今回も小群でいました。
こちらは同じくオヤビッチャとアブラヤッコCentropyge tibicen (Cuvier) (スズキ目キンチャクダイ科) です。アブラヤッコはキーホールエンゼルフィッシュ (鍵穴キンチャクダイ) ともいい、漆黒の体色に大きな白色斑があります。熱帯性の魚で小群をつくります。この海では熱帯性魚類は大概、周年見られます。
逆に温帯性の魚種はこの季節以外はあまり姿を見せません。
アミメハギRudarius ercodes Jordan and Fowler (フグ目カワハギ科) もそんな温帯性の魚種のひとつです。この魚は海藻が多い場所を好みます。このあたりは水温が高くなると海藻の種類・量が減少します。緑藻のミル類など、暖海にすむものは夏にも多いです。
さて、このハコフグOstracion immaculatus Temminck and Schlegel (フグ目ハコフグ科) も温帯性なのですが、この種は春夏秋冬、この周辺で見られる普通種です。
一方で素潜り、今年はまだ時期が早いのか、それとも厳冬の影響があるのか、魚は少なかったです。海水魚シーズンのスタートが遅いかもしれません。それまでに水槽のコンディションを良く保ち、魚を長生きさせることに時間を費やすのが得策でしょう。
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