2023/12/21放送
「世の光」の時間です。ナビゲーターの飛田紀代美です。今週はクリスマスの讃美歌とエピソードをご紹介しています。
「もろびとこぞりて」( 旧讃美歌 112番 / 新聖歌 76番 / 教会福音讃美歌76番 ) と言えば、日本でも有名な讃美歌ですが、実はこのメロディーには二つの異なった歌詞が存在します。どちらもクリスマスの讃美歌で、英語の題名は ジョイ・トゥ・ザ・ワールド Joy to the World 世界に喜びを、と ハーク・ザ・グラッド・サウンド Hark,the Glad Sound! 聞け、喜びの声 ですが、 今日は ジョイ・トゥ・ザ・ワールドをご紹介しましょう。
18世紀に活躍したイギリスの讃美歌作家アイザック・ウァッツの代表作の一つです。イエス・キリストの誕生の喜びを歌っていますが、アイザック・ウァッツはこの歌詞にもう少し深い意味を持たせていると言われています。
クリスマスに生まれたイエス・キリストは33年の生涯の後に十字架に架けられて死なれ、三日目によみがえって、今は天の神の右におられる。そしてこの世の終わりに再び地上に来られる、と聖書は教えています。
ジョイ・トゥ・ザ・ワールドの3節は、「もう罪と悲しみを増やさず、地には苦痛のイバラも生えない。災いあるこの所に神は祝福を流すために来られる。」と歌っており、アイザック・ウァッツは、真の平和をもたらすキリストが来られることを喜びをもって待ち望もう、と呼びかけているのです。
今日は、ゴスペルの女王マヘリヤ・ジャクソンの歌でお聴きください。 ジョイ・トゥ・ザ・ワールド
( PBA制作「世の光」 2023.12.21でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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