♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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■アレオパゴスでの説教3 -神への悔い改めを / 板倉邦雄

2020年08月11日 | Weblog

2020/6/16放送
 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「アレオパゴスでの説教その3 - 神への悔い改めを」という題でお話ししましょう。 パウロのアレオパゴスの丘にある評議所での説教の最後となります。使徒の働き17章です。

 「さて、アテネの皆さん。私たちは神に造られた神の子孫なのですから、私たちを造られた神様を人間の技工や空想で金や銀や石などに彫りつけたものと同じとみなすべきではありません。」

 私の父は、私と家族4人のために一所懸命に働いて私たちを養い育ててくれました。その父に対し私が敬い恐れも抱くことなく感謝もしないで自分や他の者を拝み感謝しているとしたらどうでしょう。私の父はきっと怒るでしょう。知恵や知識を誇りとしていたギリシャ人たちは、創造と摂理の神の子孫でありながら、自分の技巧や空想で金や銀や石に神々を彫りつけ、拝んでいたのです。

 さらにパウロの説教は続きます。「神はこのような無知の時代をこれまでは見過ごしにされていました。しかし今は、どこにいる人でもすべての人に、まことの神に悔い改めて、神に立ち変える事を命じておられるのです。神は正義をもってこの世界を裁く日を定めています。その裁きの日は、神が選ばれた方キリストによって成し遂げようとされています。すなわち神はこの方イエス・キリストを死人の中からよみがえらせてその証拠として全ての人に示されたのです。」

 パウロの説教の結論は二つです。一つは手で造った偶像の神を捨てて、まことの生ける創造と摂理の神に立ち帰ることです。そしてもう一つは、やがてこの世界を裁くために来られる、死人の中からよみがえられたイエス・キリストを信じることでした。

 ところが死人のよみがえりのことを聞くと、ある者たちはあざ笑い、またある者たちはこのことについてはいずれまた聞くことにする、と言ったのです。しかしパウロの説教を聞いて、信じ従った人たちもいました。その中には、アレオパゴスの裁判人デオヌシオとダマリスという女性、その他の人々もいました。今日パウロの説教を聞いてあなたはどうしますか。
 

  (PBA制作「世の光」2020.6.16放送でのお話より ) 

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