♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ルカの福音書22 -居場所はキリストの側にある / 大嶋重徳

2020年08月27日 | Weblog

2020/7/2放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。

 天使たちが野原で羊飼いに、飼葉桶に寝ている赤ちゃんのことを知らせました。その時、羊飼たちいは飼葉桶を探し始めたのです。そして飼葉桶に寝ておられるみどり子を探し当てた、とあります。赤ちゃんは本当に飼葉桶のある家畜小屋に眠っていました。イエス・キリストの寝ているその場所は、ぼろぼろの服でも入っていける場所でした。イエス・キリストの寝ている飼葉桶、それは自分たちの服に染み付いたあの動物たちの臭いと同じ臭いがしたのです。彼らのありのままの姿で近づいて行ける場所がそこにありました。しかもそこにいる全世界のための救い主は生まれたての赤ちゃんでした。赤ちゃんの存在は無力です。それは羊飼いの子どもでも近づけると救い主だ、ということを意味しています。もしですよ、いきなり30歳ぐらいの姿でイエス・キリストが登場したなら、羊飼いの子どもたちは中に入れないどころか、救い主に近よれなかったでしょう。ウワー、おじさんだなあ、と遠巻きから見ることになったと思います。しかし、キリストが赤ちゃんとして生まれられたからこそ、子どもでも年配の方でも、誰でもよしよしと抱き上げることができたのです。誰もが近づいていける、誰もがそこにいても良い、暖かい救いの知らせがここに実現していたのです。
 そして羊飼いたちは天使がこの幼子について告げられたことをこの若い夫婦に知らせました。誰も自分たちの子どもが生まれた事を喜んでくれる人などいない夫婦にとって、この羊飼いの知らせは大きな喜びだったでしょう。この若い二人にもクリスマスの居場所が生まれました。

 イエス・キリストがこの地上に生まれだと言うことは、神があなたとともにいる、と言うことを伝えるためです。あなたには居場所がある。今日もあなたを愛し、あなたを見捨てはしない、あなたと共にいる神がいてくださる。あなたがどれだけよごれた人生を歩んでいたとしても、神のそばにはあなたの居場所があるのです。罪に穢れたあなたの姿をなお愛し、そして十字架であなたの罪のために死んでくださったキリストがおられる。

 あなたも探してみませんか? あなたがキリストを探そうとするとき、キリストがあなたを探している姿に出会います。そして探し当ててくれているキリストのそばにはあなたの居場所が必ずあるのです。そしてあなたの町のキリスト教会には、あなたが来ることを待っているクリスチャンたちが必ずあなたを出迎えてくれるのです。

    ( PBA制作「世の光」2020.7.2放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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