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表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

「倍賞千恵子の現場」より“家族”

2017年08月23日 | 映画の名言、映画の迷言

「倍賞千恵子の現場」倍賞千恵子著 PHP新書より

山田洋次監督の「家族」を上映したのは2015年1月23日でした。この日は吉村英夫先生にもお越しいただき映画鑑賞後、山田監督について講演会を行っていただきました。この本に映画「家族」のことが掲載されていました。

 

『家族』は長崎の炭鉱に見切りをつけた一家五人が、酪農を夢見て北海道の開拓村まで列車を乗り継いで旅をする物語です。道中、乳飲み子を病気で亡くし、やっとの思いで到着した中標津で老父(笠智衆さん)を亡くします。後悔と悲嘆にくれる夫(井川比佐志さん)に、民子(倍賞千恵子)が語りかけます。

「六月になって春が来て、春になっとね、見渡す限り緑になって、花がいっぱい咲いて、牛がモリモリ草ば食べて、乳ばどんどん出すようになって、そんなときになっと、住んどう人間も生き返ったような、こん広か土地と一緒に生き返ったような気がして、そんときは誰でも、ああ今年こそは何んか良いことがありそうなって、そう思うて。ねぇ父ちゃん、そんときば楽しみにせんば、ね」



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