新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
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昭和一桁は戦争がキライ!!

2015年10月27日 19時19分35秒 | 処世雑感

 

 日本の憲法は、GHQから下げ渡された憲法だ。

 「戦争をしない日本」なら結構なことなのだが、「戦争ができない国」を造りあげるための憲法だった。

 つまり、アメリカの庇護のもとで成り立つ「経済立国」づくりが、アメリカの考えだった。根っから日本を信用していなかったのだ。

 憲法前文には、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」、と書かれている。

 日本を囲んでいる国々は、みんないい人なんだという大前提で憲法が作られているのだから、まるでおとぎ話の世界。

 ほんとうに信頼できるのか?

 朝鮮戦争が勃発し、アメリカの考えが揺らいだ。共産主義との対峙が緊急課題となった。

 急遽、「日米安全保障条約」が締結された。

 しかし多くの日本人は、「平和憲法」を心底から奉った。「世界の人は、信頼に足るみんないい人」と思っていた。

 「諸国民の公正と信義」は、信頼に足るのだろうか?

 拉致被害者を帰国させないばかりか、着々と核武装を進めている北朝鮮。

 竹島を不法占拠し、いまだに反日を叫んでいる韓国。

 尖閣諸島の領海を侵犯する中国。「反日」の宣伝にも余念がない。今や、南西諸島に軍事基地を建設中らしい。

 もちろん相手が無法国家であろうと、武力で対決するのは具の骨頂。しかし、丸腰では交渉にならない相手もある。

 ニコニコだけでは交渉にもなるまい。

 だからこそ「日米安全保障条約」なのではないか。

 中国はアメリカにすり寄った。中国はアメリカから沢山の飛行機を購入したが、なかなか溝は埋まらなかったらしい。

 イギリスにもすり寄った。経済協力のせいか、女王陛下の大歓迎を受けた。イギリスの国家観や価値観はどうなっているのだろうか。

 中国はフランスに対しても何かを考えているらしい。同じ敗戦国だったドイツも動くに違いない。

 ヨーロッパは地勢的に遠い国。それでいいのかもしれない。価値観などはどうでもいい国々なのだ。

 しかし、日本はそうはいかない。中国は中華思想の国。朝貢外交でもしないかぎり、あの国にとって日本は怨敵なのだ。

 私は中国と戦争をしようと言っていない。戦争を避けるための体制を整えようと言っているのだ。

 まずは普通の国になって、価値観を同じくする国と共同して、戦争の抑止力を高めるべきだと思う。

 私は昭和一桁世代。それなりに戦争の悲惨さは知っている。

 戦争は絶対反対だ!

 戦争を避けるための方策こそが必要なのだ。

 

 

 

 

 

コメント (2)
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