新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
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戦い済んで日が暮れず

2015年10月09日 10時10分39秒 | 身辺雑記

 過日(10月7日)、品川駅付近で大汐会があった。

 大汐会とは、昭和40年代ばの頃、千代田区大手町のさるビルの一角で、昼夜を問わず業務に勤しんだ仲間たちの集まりである。

 東京オリンピックが成功裏に終わり、日本が更なる拡張・拡大に向かっていた時代だった。

 通信インフラの構築にかかわる私たちにとっては、ある面、産業戦士的な気概を持って働いていた。

 家庭にいる時間よりは、大手町にいる時間のほうが多かった。仲間たちは戦友だった。

 今年の大汐会は42回目。よくも続いているものだ。原則は年に1回開いていたのだから、あれから40余年が経過したのだ。

 幹事の苦労は大変なものがあったとは思うが、会員たちの「また会いたい!」との熱情が、回を重ねた大きな理由だった。

 発足当初は40人余だったが、今年の参加は13名。早くもあの世へ旅立った友がいた。病状の関係で、やむなく不参加の仲間もいる。

 全員が近況報告。その内容で多いものは、やはり健康問題。3名はまったくの健康体らしい。血液検査で問題点がないらしい。羨ましい限りだ。

 特技の披露もあり、「太極拳」の師範がいた。「浮き書彫り」や「竹細工」の名人もいた。

 3人が孫について触れた。「可愛くて可愛くて………」といった感じだった。

 88歳の人をトップに最年少が70歳の老人たちなので、近況報告もなかば過ぎになると、人の話を聞かなくなる。とにかく自分が話したいのだ。

 話す事柄が多いということは、とてもいいことなのではなかろうか。「オレのハナシを聞いてくれ!」という感じは、この会の存在があるということなのだ。

 この会の人たちは、戦いが済んでも、まだ日が暮れない。

 3時間でお開きとなったが、やはり話足りない人が「いあた。

 幾人かが「ナントカカフェ」でお茶を飲み、ひとしきりの話をして、完全散会となった。

 みなさんお疲れ様。幹事さんありがとう。

 浮き書絵彫りと竹細工については、後日あらためて書くことにします。

 

 

 

 

コメント (4)
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