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農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

耕やさないことで生き物は命をつなげる

2015-03-16 09:27:51 | 日本不耕起栽培普及会


佐倉市和田の高浜さん宅の庭には小さな2坪程度の池があり、前の住人がいるころは金魚でも飼っていとのだろう。今では山アカガエルが産卵した卵塊が2個、昨日にはヒキガエルがつがいで交尾のタイミングを探っている。池があり水があり湛水の環境を作ってやればカエル君が毎年そこで産卵の時期に集まってくる。たわいのないことであるがそれが永続できる環境となる。水田が機械化され、耕すころでカエルやカメの生活圏を奪ってしまった。日本アカガエルが千葉県では絶滅危惧種に登録されているが単純に小規模でも耕さず水があるという環境を作ってやれば命をはぐくむことかのうとなる。


小麦その後の比較

2015-03-16 08:48:04 | 日本不耕起栽培普及会

多古染井の小麦そその後の生育状況移植苗と直播の比較です。温度が高くなり花芽の形成(抽苔)が始まっており小麦の伸長が始まっているようです。移植と直播の比較では分がつがそれほど取れないのでたくさん播種した直播が有利なきもする。移植個体は個体の大きさが、たとえば葉の大きさが大きく育っている。穂のサイズも大きく育つということである。写真は移植と直播の順です。


藤崎水田での生き物たち日本アカガエル卵塊6個確認

2015-03-13 06:04:48 | 日本不耕起栽培普及会

昨年コンバインの轍が多く耕さざるを得なかったが、早速生き物たちは集まって来る、アオサギが飛来しF-2水田で畦周りを主人である藤崎芳秀さんと観察するとイトミミズやユスリカの巣穴とかが一面観察できる。藤崎さんの声でよくみると日本アカガエルの卵塊も60aの水田で6個畦周りで発見できた。1度耕した程度ではその自然度はうしなわれない。復活を期待している。


香取藤崎農場で種まき順調に発芽している

2015-03-08 08:43:48 | 日本不耕起栽培普及会

昨日佐倉塾の会員が見学を兼ねてコシヒカリの種まきの様子をうかがった。たまたま第1回目の3月3日播種をしたものは満月の前後ということも重なってか、温度的にも春を思わせる暖かな条件にはまったせいか積み置きから平置きに作業を移せる状態で7日にはその作業中であった。それにしても3月の上旬の気候で昨日今日はまた寒中の寒さに戻ってしまったが、タイミングよく出芽が3,4日で可能だということはラッキーとしか思えない。3,4年前には同じ藤崎さんのところで曇天ばかりが1週間も続き発芽が遅れ1ハウスの半分を捨て去ったこともあった。苗づくりは毎年勉強だよと謙虚に対応する藤崎さん郷さんでした。

藤崎水田での種まきの様子写真


日本アカガエルの産卵T-2水田では

2015-03-06 09:00:20 | 日本不耕起栽培普及会

日本アカガエルさんが産卵に一番安全地帯として選んだところ、ため池の下のT-2水田では畦際で上の水田から少しずつしみだしてくる水を利用している、主だった水の流れ口は避けて、緩やかにみずが流れてくる場所を選んでいる。それは極めて計算されたカエルの生存領域がテレパシーのように納得できる。天井田の場合は閉ざされた環境でため池がありあちこちに水たまりがあるのでカエルさんは選択の幅が広いが、公園側のT-S水田の場合は周辺に湿地が少なく、すぐ下に慣行水田はあるが、そこは農薬が使われたり、常時水があるわけではないことをカエル君は長年の勘で知っている。だから私が水田に水が入るのを待ち構え、水がはいると同時に数百の卵塊を生んだ。とにかく2,3月のこの時期の競演である。日本アカガエルの命を懸けた戦いである。だからこの後6月頃まで順調に育つように水を切らさないように見守っていきたい。その結果コナギなどの雑草も発芽が抑えられコメの生育には影響が少なくなる。