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農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

メダカの映像も合わせて観察してください

2015-03-05 09:48:16 | 日本不耕起栽培普及会

周りが杉の林になっており太陽光線が50パーセント以下であるが、昨年何本か落葉樹を切倒しいくらか条件を回復した。藻類と松葉の関係の実験をおこなっている。とはなしたが、慣行栽培では藻類を厄介な生き物として育つのをきらっている。しかし不起栽培では逆に藻類があることでほかの生き物の生育領域を広げることになり、溶存酸素がたかまる。それに対しアカウキクサの効用は何か、アカウキクサの葉の裏に空気中の窒素を固定するというシアノバクテリアという微生物が働き無肥料でもコメが採れるという効果を期待できる。アカウキクサの生育環境は利根川水系とか琵琶湖周辺などの古代から湿地として位置づけられるところでしか出てこないようである。この多古の天井田でも2,3年前から発生をはじめている。私の経験では光合成細菌を含むもみ殻堆肥を散布し始めてから発生しはじめたから光合成細菌も古代からの湿地のため池に生息していた古代微生物として案外位置づけられていたとかんがえられる。


里山の湿田ではどこも日本アカガエルと山アカガエルの卵塊が観察できる

2015-03-05 09:20:41 | 日本不耕起栽培普及会

今回は多古の天井田でミドリマイを作っている水田の紹介、この水田は隣が溜め池になっている関係でいつも水が溜まり田植えも稲刈りも手でやらざるを得ない。そのかわり自然度が高くメダカも生息するし、日本アカガエルが産卵する。卵塊をよく観察するとすでに枯葉状に黒く卵大きく成長しているのが観察できる。昨年の今頃奥原さんに手伝ってもらい池と水田の境に薄い波板を打ち込んでもらい水がたまるようにした。冬期湛水ではなく周年湛水になっている。作業性には欠けるがこのような環境も1つのモデルとして作り出している。面積は4セである。光線が当たらない場所もありフサモが育っている区域が広がってやっかいなところもあるがここは不耕起ですでに2007年からで8年目になる。ミドリマイはこんな条件でもこの地に適応し11月の上旬刈り取りと晩生の種類であるが、刈り取るときには大勢な人の手をかりモチもついて楽しんでいる。


T-S多古水田でのニホンアカガエルの産卵数百個

2015-03-01 19:29:15 | 日本不耕起栽培普及会

2月16日水が切れた状態でカエルさんには気の毒なことをしたと、早速ポンプで井戸水を4時間ほど入れたが、その後18、26日と程よく雨も降ってくれた。今朝2週間ぶりに行ってみると案の定想像を絶するかずの日本アカガエルの卵塊を発見、本当はこの産卵するときにいあわせたいというのがかねてよりの願望ではあるが、天井田でのヒキガエルやほかの場所での産卵中の現場はある。もうそんなのに付き合う若さはない。数は例年は数を数えるがとりあえず数百個としておこう。写真は上からの写真と畦からの写真です。光線の関係でいまいちかもしれない。


アカウキクサと松葉の関係

2015-03-01 09:19:17 | 日本不耕起栽培普及会

雑誌現代農業の記事から藻類と松葉の関係松の油で藻類が抑えられるというのを参考に、アカウキクサの場合はどうかと試している。多古の染井の水田で上側の水田は昨年からそのまま水を抜いた状態で放置、アカウキクサがいっぱいであるが、その下の水田は刈り払い機でイネ株も切り払い2月上旬から水田に水を入れ生えてくる雑草は切るようにしている。アカウキクサと松葉の関係を探るために畦側に松葉の枝を2か所刺して観察している。かなり減って居るように感じられる結果である。約1か月の様子である。


小麦の移植と直播種苗の生育比較

2015-03-01 08:55:42 | 日本不耕起栽培普及会

ここに来て小麦の移植による生育状況に変化が見られる。苗が立ち上がって来た。これまで寒さに対応してかロゼット状に地べたに這う生育をしていたが2月27日の写真では立ち上がり上に向かって伸び始めた。一方直播の方は今のところ伸びあがりは観察できない。ただオカラと光合成細菌を施肥し肥料を切らさないようにしたり、除草をこころがけたい。しかし種まきの時大変ではあったが地表面を刈り払いをかけきれいにしてから種を播いたので比較的雑草の発芽は少ない。