農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

台風の余波で作業中断、本の紹介、石綿薫さんの小麦栽培ー「やさい畑」8月号の記事

2021-08-08 09:45:20 | 日本不耕起栽培普及会
若い頃「農の会」でご夫妻に世話になった。南安曇の国際研究開発センターで当時の野菜と小麦の組み合わせで遊び心を刺激する楽しい話を伺った。現在の大豆と小麦の輪作も当時の発想も関わっている。農薬を使わないために現在ふろおけをおいて日本アマガエルが産卵しお玉が泳いでいるのもここのセンターでの経験に基づいている。大豆につくコガネムシや豆ハンミョウの害虫に対しても冬に小麦を栽培し畑を空けないでミミズやクモなどの小動物の生活環境を考えてあげるという観点に立てばそれほどむつかしいことではない。農家の考えでは小麦や大豆を作っても大して金にならないということで切り捨てられてきたが、畑をどのように循環させるべきか。私はアメリカの戦後、占領政策として牛乳とパン食を売り込んだ結果、パンにこだわっている。しかし今では国内でパンに向く小麦生産も可能となっている。国産の強力粉ユメシホウである。ただ常食としては玄米党であるから酵素玄米である。パンは贈答的な感覚で焼いている。
パン焼きには山内有厳さんの「楽健寺法」で山芋、リンゴ、ニンジンとごはんが材料で腹持ちがよい。これらのルーツは愛知県田原町での幼い頃の麦とサツマイモの輪作を手伝ったところから始まっている。

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