農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

イネは同伸葉同分げつ理論という規則性で15枚の葉を育てる

2014-04-25 06:26:08 | 日本不耕起栽培普及会

イネの一生のうち1本の株は15枚の葉を育てる。4月の末に田植えをして9月に刈り取る5か月の期間であるが、ある葉が展開するとその葉の3枚下の3枚下から,一次分げつ茎が発生し発根もする。そして一方葉の再生と同時に先に出た葉は時間とともに枯れていき常に5枚だけが残る仕組みになっている。この葉が枯れるという仕組みがほかの生物群に結果的にエネルギーを与えることになり、ビオトープとしての役割をはたす。4,5年前土水路であった水田で6月大雨が降って冠水したとき大量の水が水路から水田に流れ込みフナやコイが一挙に侵入そこで産卵のための大運動会が繰り広げられた。水田が本来は生き物のゆりかごである。香取の藤崎水田では春先20、30匹メダカを離すと6月には数万と爆発的に増えた。耕さない水田の威力である。多古の天井田の池の周辺田んぼでは毎年の出来事である。


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