慣行での直接土に種を播いた場合、夏至よりも早く播くと栄養成長が盛んでつるぼけして実が止まらないことは多くの人が体験する。ここで試されているのは土中緑化という方法で、移植栽培である。単純に直播きと移植での比較でも大豆が最初に伸ばした根を種子根というがその根が移植をすることで断根されることで、成長のリズムが変えられるのではないか。佐倉の斉藤和さんがアゼクロという在来の白の品種を育てているが6月初旬にポットで育て水田の畦周りに植える。1昨年斉藤さんに苗をいただき多古染井の水田の畦周りに植えたら土中緑化と同じ程度に育った。岩澤信夫さんは小麦においてもこの移植栽培が良いと言っていた。ここでは土中緑化で育てた苗と直播の苗の単純な比較から見ていただきたい。ただ播種時期が1か月遅れということがあるので比較の対象とはならないかもしれない。
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