農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

有機肥料と化学肥料についてその4

2014-01-07 09:08:14 | 日本不耕起栽培普及会

錯体か、キレート化という言葉の意味?学生の頃礫耕栽培で菊を作ったことがある。石英砂を入れてホウ素の欠乏を起させ菊に発生する花枯れ病を発生させる再現実験であったが、その時鉄を微量であるが吸収させるときキレート鉄を使った。単に二酸化鉄や三酸化鉄では水に溶けないためキレート状にすることで植物への吸収をかのうとする。フルボ酸などが微生物菌と肥料成分の間に入って植物の根から吸収される。川の上流域で広葉落葉樹を植えることで河口域での魚が集まるという運動にもつながっている。自然界に存在する鉄は沢山あるが水に溶けない状態である。これが錯体とかキレート状になっていれば植物の根から吸収が可能で、落ち葉に含まれるフルボ酸が鉄とのつながりを引き起こす。回りまわって海に生息する魚に吸収されるという算段である。


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