農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

イネ多年草化の試み、今年意外と千葉、茨城で実現した。

2024-05-20 10:49:32 | 日本不耕起栽培普及会
遡って2009年のころ岩澤信夫自然耕塾で都賀駅の近くの里山の水田で大峡さんが農家から栽培を引き継いだ時、前年度の稲が育ち田植えをしなくても5,6俵収穫できた事例があって岩澤さんを引き連れて見学に出かけた。その後も毎年多年草の稲は発生していたが水田全体を埋め尽くすまでにはいかなかったのでそれほど話題にはならなかった。
今回の小川誠さんの相模原の事例は都会の農家でない人々にコメ作りの夢を与え、成苗の健康な苗を生産する人々には魅力のある課題である。滑河駅から川を渡って金江津で不耕起栽培普及会の福田大輔さんが栽培する水田で紅染めモチで多年草の苗が発生した。
多古の染井で大塚享宜さんの水田で2009年から不耕起堪水を続ける神谷水田と名付けコウノトリが2014年には飛来した水田で大塚さんが引き継ぎ現在にいたる。そこの水田で多年草の稲を目指してきたが今年念願かなって発生した。伊豆の武重さんが「亀の尾」で3年前から多年草化しているので種を送っていただきわたしも試してみようと苗を育っている。
大塚さんの神谷水田で発生したイセヒカリ、今年はその脇に「亀の尾」を植える
成苗で太い苗であればコシヒカリでも発生する。
新しい時代を背負う若者である。期待がたかまる。

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